夢の中で自分は小学生で、夕暮れの空に緑に光る星が上るのをみていました。

(ああ誰かの魂だ。誰か亡くなったんだ)そして、同じそろばん塾に通う年上の男の子(架空の人物)のおじいちゃんが長く病気だったことを思い出し、その子の家に行ってみると、がらんして空家になっていた、という夢。

今日は上杉さんの月命日で自分の誕生日。あの星は、年上の男の子は上杉さんだったのかもしれません。


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夫と息子はサッカーの予定が入っており、自分はNPO法人CCPフォーラムの定期総会で青山まで出かけました。一軒屋レストラン、ランス・ヤナギダテで食事をしながらの活動報告と意見交換をすませ、せっかくなので久しぶりの表参道付近をぐるぐる歩きました。

気づいたのは、高級店がどんどんなくなって、カジュアルな店が増えたこと。前回立ち寄ったときAO<アオ>のテナントは、シャネルや、ラ・ペルラ(イタリアの最高級ランジェリー)やティラ・マーチ(バッグ)だったが、今回はいずれもなくなっていました。(シャネルは表参道沿いに移転)

かつてタイン・チュオンの絵を買った画廊ストリートにも画廊はなく、若い子の行列が出来るカフェが出現。「俺のイタリアン」がある付近といえばおわかりでしょうか。以前にはなかったアンティークジュエリー店を見つけて入り、オーナー氏と話すに、赤坂ベルビがなくなったので移転してきたということ。

「ベルビは今、ビックカメラになっていますよ」

これはどうしたことか?外国人観光客へのおもてなしなのか・・・


リーマンショック以降景気がダウン、大人でもユニクロやH&Mなどファストファッションを着るのがトレンドのようになりました。「俺のフレンチ」は安くて美味しいそうだが、テーブルマナーは身につくのか?いや今は会社接待も、デートすら居酒屋でワリカンにするのだから、マナー知らなくて大丈夫なのか。カジュアル化は悪いことではないが、一度庶民化してしまった街は二度とラグジュアリーには戻れない気がします。


大好きな青山がアキバ化したことにショックを受けながら表参道を原宿方面に歩いたら、明治通りとの交差点になんだこれは・・・古着のキモノ、ハギレ、帯、帯紐を、おそらく外国人相手の土産物として売っているのです。戦後のヤミ市みたいだ(行ったことないけど)。




そりゃ三越の和服売場では観光客が土産にするような物は売っていないから、こういう売り方はニーズに合っているのだろうが、このまま東京オリンピックまで行くと日本のイメージは再びフジヤマ・ゲイシャに戻ってしまう。なんとかして。




お口直しに、本日のバースデープレート。ランス・ヤナギダテにて