母が行った翌日、今度は夫と息子がKAMOにサッカーシューズを買いに原宿へ。(統制のとれない家族)


午後からサッカー練習なので、「下北沢のMARIOにしておいたら?」と勧めたが、KAMOがいいのだと朝早めに出て行きました。気持ちはわかる。銀座かねまつでも本店と、町田小田急の靴売り場では品揃えが違いますしね。


帰宅していそいそと箱を開けているのを見たら、まあ鮮やかなこと。最近のレディースファッションにはない派手な色合い、バブル期のクリスチャン・ラクロワを彷彿とさせます。

まだぜい肉もないすっきりした子供の脚だから嫌味でなく履ける。こんな色を大人の女性が履いたら、よほどコーディネイトの達人でない限り下品になってしまうでしょう。





さらに夫は、靴ひもを別に買ってきています。最初からついているひもは品質がいまいちなんだって。これもわかる。いそくみはワンピなどについている合成革ベルトは使わず、自前の本革ベルトに替えていますから・・・

「それにしても、元の色と同じ(インソールと同じ)黄緑を選べばいいんじゃないの?」

「他人と同じでなく、自分だけの色にしたいんだよ」

夫はチェリーピンクの靴ひもを示して偉そうに言うのでした。


夫が靴ひもを通していくのを、息子はそばでじっと見ている。その昔、雪国ではお父さんがわらぐつを編むのをこうして子供が見ていたんだろうな。いそくみの中で金沢のDNAが、縁がないはずのそんな風景を思い起こさせます。

父と子でサッカーシューズを選び、ひもを通す。ここは母の入る世界ではなさそうです。



母がただひとつわかるのは、これだけ派手な靴を履くならそれに見合うプレイを期待されるということ。そして高級革靴と違うのは、サッカーシューズは汚れて上等!思う存分履きつぶせ。