衣替えのシーズン、ブーツやスエードの靴も少しずつサンダルに入れ替えています。
今年はしまう前にグッチのボルドー色ののパンプスの底と踵を替えました。
これはまだ実家住まいだった30歳くらいのとき町田の並行輸入店で買ったもの。
並行輸入店だから本物かどうかな~確か6万円台の価格が39800円くらいのセール価格になっていた。一緒にいた母親に
「靴裏まで革だし、内側面に継ぎ目がないし、良いものね」
と言われて心を決めた。もちろん当時の自分には最高額の靴でしたが、中ヒールで丸いかたちで履き心地は抜群。
それからひとり暮らしで豪徳寺、結婚して梅が丘、成城へと移動するたびにこの靴はついてきました。
息子、いや夫より付き合いが長い。
40代になって、ちゃんとGUCCIの店で靴を買ったこともあるが、グッチは先もヒールも細めの靴が多いですね。
(町田で買った、あれは本物なんかいな)
と思いましたが、今年で17年目になります。
これが、まったく傷まない。10年目くらいで中敷きを替えましたが、正規店に持っていく勇気はなく、祖師谷の修理店ミスターベンリーに頼んで
「普通の中敷きでいいの?ロゴがなくなっちゃうけど」
偽物だとしても、17年も現役なら立派なもの。本物だって、3,4年で捨てる人は捨てるだろう。何より、まだ母親と買物に出かけていた、実家にいた頃の思い出ごとここにあります。
来シーズンもよろしくね。(「アタシは本物よ!!」と靴箱の中から叫んでいるかも)