初めて息子を連れて行った、11分で散髪が終わるというイレブンカット。
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福岡市で、大気汚染の原因となる微小粒子状物質PM2.5が、国の環境基準を超えたという。
PM2.5自体は、外環道問題やっている人なら今さら目新しい単語ではないのだが(道路が出来たとき、排気ガスによりPM2.5の値が増えるかどうか、という論議があった)、中国の大気汚染問題から注目される単語となりました。
この報道でふと思い出したこと。
転勤族の弟は、この夏に名古屋に来るまでは福岡に住んでいた。義妹が言うことには
「東京から、放射線が怖いからと引っ越してこられるご家庭があるんですよ。びっくりです」
それを聞いたうちの夫(両親が熊本出身)は、
「北九州は北九州で集中豪雨があったりするし、どこへ行っても、その土地で何かが起こると思うけどね・・・」
くまもんのような顔をして言ったものです。
この手の話は、当時AERAの専属ライターだった友人 古川雅子さんも取材していて
「奥さんが過敏になって、家族みんなが精神的に参ってしまうから、ご主人も苦渋の選択で転職したりして地方に行く。当事者は深刻なんです」
そして今回の中国の大気汚染上陸。言わんこっちゃない。
あの時九州に移り住んだ元東京人はどうしているのでしょう。
「私は放射線は怖いけどPM2.5は平気」とはあまり言いそうにないし、次の引っ越しを考えておられるでしょうか?
どこへ行ってもその土地なりのトラブルがあるのだから、腹をくくって1つ所で暮らしていくしかないと思うのです。困りごとが起こったら住民皆で解決する。
自分の内なる恐怖心に打ち勝たないと、何か起こるたびにいろんなものを捨てて、逃げていなくてはならない。