この歳になると、バレンタイン・デーは確定申告の一里塚。めでたくもありめでたくもなし。

バレンタインのチョコレート商戦も、今年あたりは報道の位置づけが恵方巻きに負けてる感があります。

景気減退ととともにデフレが進んできた日本ですが、バレンタインのチョコレート価格はバブル時代より上昇している。

90年代前半、大手デパートの特設売り場で一番高かったホテルメイド系チョコでも4個1200円とかそんなものだった。

親友ミヤコが連れていってくれたのが広尾のショコラティ・エリカで、交通の便が悪いところだけにその前人未到感から気分が高揚してたくさん買ってしまう・・・ようなお店でしたが、味は憶えていない。

その後ユーロ圏から空輸チョコレートがたくさん上陸するようになり、1粒300-400円するチョコ1箱2000-3000円という価格帯が出現。このクラスになると、本命チョコとするより女子どうしで買って休憩室で食べる買い方も。


若い頃は、本命チョコはことごとく撃沈したいそくみ(ほんとほんと。事前の根回しが足りなかったのかも)、結婚後、TVニュースを観ながら夫に

「ああいう、1粒でハンバーガー買えるくらいのチョコレートは食べたいものか」

と、当然否定されるだろうと思って聞いたら「食べたい」という。

なので買ってきたら、家の中を移動するたびに持ち歩いて、妻につままれないようにしているらしい。

ここまで大切にされたら本望だが、1つくらい味をみてみたいです。


(今年のもどこにいったかわからず、写真が撮れません)