少し前の新聞記事に
「今の子供(学生)は急須でお茶を淹れることを知らない」という、教員の報告に基づく記事がありました。
学生のペットボトル生活はともかく、家に急須はないのか、親はお茶いれないのかなあ~と不思議だったいそくみです。さらに、どこの社も「万事休す(急須)」というタイトルをつけてくれなかったのが不満でした・・・
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うちは夫婦ともお茶大好きですが、息子は小2になっても緑茶が飲めない。
ほうじ茶もそれほど好きでない。夏は麦茶があるけれど、この時期食事のときの飲み物に困ります。おばあちゃん世代は「食事のときにも子供は牛乳」というが、それで肥満児になった人も何人か知っているし(1人はうちの夫)。
それが、あるとき海外のお土産にいただいた蓮茶を
「これはおいしい。これなら飲める!」
と大喜び。そんなに違うかな?一時的なもの珍しさでは?と思ったけど、それからたびたびリクエストされるので、カルディや会社の近くのベトナム料理店で蓮茶を調達する事態に。うちは緑茶、紅茶、ほうじ茶、中国茶、蓮茶といろんな在庫を取りそろえることになりました。
考えてみれば、英国人が愛する紅茶も元々はインドから輸入されたもの。茶のルーツはその国が原産とは限りません。
息子が幼稚園のとき、高熱を出して何も口に出来ないとき
「何でもいいから食べたいもの言ってごらん」と聞いたら
「マンゴープリン」と答えた。
好きなお茶や食べ物が、自国原産とは限らない。
「これが私の命綱」という食材が、世界のどこかにあるかもしれない。