いそだ久美子のブログ~成城浪人日記~

20代の終わり頃買って、主に秋冬用に使っている、カルティエの革ベルトの時計のケースのネジが外れ、貝のように口が開いてしまいました。

こうなるのは2回目か3回目。ケースをさっとセロテープで止め、会社の帰りに銀座、並木通りのカルティエへ。


ここへは何回来たでしょう。いえ、新作を買い漁るわけではなく、主に地下の時計修理センターへ。前回は本~中島京子の「小さいおうち」~を置き忘れてご迷惑かけたから、3年前かな?


いそくみより前に推定40代の、麻のジャケットを着こなした男性来客がおられ、

「修理は6万6千円になります」と見積りされていました。

66000円・・・スウォッチ10個買えるんでは?

そうなのです。バブル全盛期には、20代の事務の女性ですら普通にカルティエやロレックスを身につけていた。あの時のご同輩は、その後の人生で法外なメンテナンス費を請求されるたび、バブル期を思い出しているのでしょう。

(もうメンテナンスしていない人もあるのかも)

さて私の番。

「この時計は、2008年に表参道店で機械チェックと電池交換なさっていますね」

おお、カルテが残っている。こういうきめ細やかさが、メンテナンス費に反映されるのか。

さらに中身を全入替するメンテを勧められ、前回から6年経過しているのでお願いしました。24000円でネジ修理と電池交換も込みになりました。

うーん、昔は35000円かかった気がするけど、安くなってる?でも高い。


しかし、傷んでいる革ストラップを見て

「こちらも交換なさいますか(=18000円)?」と聞かれたときには

(小田急や東急百貨店で買えば割引が効くはず!)

とひらめいて、それはやめておきました。


成城マダムの銀ブラは優雅に、それとは気づかせずに経費節減を。

年の功はプライスレス。