いそだ久美子のブログ~成城浪人日記~
野川、小田急高架下。カワセミ観察の人々。


先週外環説明会で入手した最新(23年1月)の計画図面を、せめて区分地権者(トンネルが40mより浅くなる地域。大深度法が適用されず、トンネル工事に地上の所有者の許可が必要)に配ろうと、家のプリンタでコピーを作りました。


近所で対象世帯は70軒余りですが、まずはうちの周辺と、息子の学校友達のお宅などに配布。

久々の戸別訪問ですが、あれだけ選挙活動やったおかげで

「あんたはなぜこんなものを配るのか」

とは言われず、みなさん「情報ありがとう」と受け取って下さいました。

秋に実施するという国交省の説明会までに、対象世帯にこの話題に追いついていてほしい。

その時に知ってびっくりして

「反対運動しましょう」

となっても話が混乱します。

うーん、対象世帯全部に配ろうかなあ。


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私自身は、トンネル結合部に使われる施工方式、「NATM工法」についてもう少し施工事例を調べたいと思っています。元々山トンネルに使われる方式なので、今のところ住宅地の下をNATMで掘っている事例が見つからない。

横浜の市営地下鉄では、住宅地の下をNATMで掘ることに反対運動が起きて、大型道路に沿うように路線変更したという。

外環も、少しずらせば野川があるのでその下を通すこともできるはずですが・・・野川は野川で自然保護団体がついています。

ところで、野川はもともと人工河川。昭和40年くらいに、この地に入間川の水が引かれて出来ました。

毎日新聞のホームページに「昭和毎日」という歴史ファンにはたまらないサイトがあって、東京23区の区を指定すれば昭和30年の地図が出てくる。

これで調べると、野川は存在せず、道が一本あって成城と喜多見の境目となっている。

http://showa.mainichi.jp/map/


もしかしたら当時外環道計画が持ちあがり、予定地に家を作らせないために川を引いた?

だとしたら、「野川の自然を守るため、その下に外環を通すな」という話は本末転倒となりますが、真偽のほどは確かめようがありません。