いそくみは酒も好きだが甘いものも好き。実家も家族全員が甘党です。
グルメ雑誌で評判になる高級菓子を争って買いに行く、というほうではなくて、どちらかと言えば”知る人ぞ知る”ねらいが目立つ。
北関東出身の母は、熊谷の五家宝はじめ足利の「古印最中」、浦和の「白鷺宝」が好きでよく家にあった。
金沢出身の父親は、j実家が縁続きだという森八の菓子を、時には四谷まで、黒羊羹など買いに行く。どういう親戚か聞き損ねていますが、美味しい菓子をいただく口実になればよし。
で、その両親が数年前に四国に旅行した折、マッターホルンというお菓子に夢中になって帰ってきました。
「あなた、お菓子詳しいから知ってるでしょ?」って、
私が詳しいのは銀座や横浜のお菓子だからなあ・・・ネットで検索してみたけれど、出てくるのはスイスの山ばかり。「マッターホルン 菓子」で検索しても、その名の洋菓子店が出るばかり。よほどマイナーなお菓子を食べてきたんだなあと思ったものです。
それが、数日前に
「物産展でやっと手に入れた」と持ってきてくれました。
握りこぶし大、きめ細かいスポンジケーキの生地でホイップクリームを茶巾に絞って、ほんのり粉砂糖がかかっています。味はプレーンだけでなくマロン、抹茶、チョコなど6種。
構成要素はロールケーキと同じだが、絞って圧がかかっているところが、おいしさの秘密か。しらたきはばらばらのより結びしらたきのがおいしく感じるのと似た原理かもしれません。
毎年のことだが、バレンタイン・デーの前後はスウィーツのもらい物が多く、体重計に乗るのがこわい。神戸のツマガリのクッキー、ロイヤルパークホテルのバームクーヘン・・・体脂肪たくわえて厳寒の時期を乗り越えないと、と言い訳しながらいただいています。