海外渡航前、最後の将棋教室。
自分で先生にお話ししなさいと受話器を渡したら
「せんせい、せんす忘れちゃった。とっといてくださいー」
礼儀もへったくれもないお願いが通じたらしく、今回ちゃんと取り戻せました。
宮田先生いわく、
「昨日、この扇子の木村一基さんと同席しまして、
『うちの教室の生徒が、あなたの扇子を大事に持って練習に来ます』とお話したら
『それはうれしいです』
と言っておられましたよ」
渋い韓流ドラマみたいな話ですね。そのうち木村八段の弟子になるかな?
*韓流ドラマも、ラブコメばかりだとバカにされるから、そろそろ将棋やサッカーの根性ものや、政府と原発など社会ドラマも手掛けてほしい。そしたらいそくみも観ます。
息子は木村八段の話、わかったようなわからないような顔をしていたが、今日は5枚落ちで先生に1敗・2勝だったそうです。
松陰神社前道場の席亭に言わせれば、うちの息子は駒打ちの音がいいそうだ。
ピアノじゃあるまいし、そんなの関係あるのか?
帰りにつないだ小さな手が、なんだか貴重なものに思えました。
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息子の将棋を待つ間、いそくみは小宮山事務所にお手伝いにいく気力もなく、東急ストア地下のサン・ジェルマンこもってハワイのガイドブックを読んでいました。
ハワイ旅行を控えて、勉強好きな夫が夜を徹して読んでいたものです。
夫とは旅行直前まで会話する時間がないので、せめて同じ資料は読んで、頭に入れておかないと。
読み始めてがっくり来たのは、
「ハワイはいつも同じホテルに泊まって、同じところに行ってマンネリ化していませんか?日々進化するハワイです、新たな挑戦を。。。」
というコンセプトの打ち出しです。
売店もトイレもどこだか知り尽くしているいつもと同じホテルで、
毎朝ABCストアに行ってコーヒーを買い、
だらだらしてちゃいけないのだろうか?
新規事業開拓の視察に行くわけではないのに(怒)
飲んで遅く帰って来た夫に訴えたら
「そういう商業主義に乗せられないよう、疑って読むことが大事」と。
(↑酔っぱらっているほうがいいこと言う)
ガイドブックもマスコミも、疑ってかかれ。
休暇中も、緊張感が抜けない磯田家です。