気候変動に関する住民意識調査をするのに、「グリーンインフラ」という項目を考えています。環境省によればその定義は「グリーンインフラは、自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決に活用しようとする考え方」とあり、イメージとして森林や植物によりがちですが、豪雨対策で雨水をいかに自然環境に取り込んでいくか、治水の場面で使われることが増えてきました。
世田谷区では「雨庭」(Rain Garden)を推進しています。逆に雨庭を調べ始めてから、日本全国でも突出して世田谷区が取り組んでいるのだと知りました。
雨庭とはどんなものか?
「屋根などに降った雨水を集めて一時的に貯留し、ゆっくりと地下へ浸透させる庭」(世田谷区「ひと・まち・自然」より)とあり庭の一部、多くは雨水の溜まりやすい場所や雨どいの出口などを掘り下げて浸透貯留材(砕石など)を仕込み浸透しやすくする。地上は枯山水タイプにするか、好みで土をかぶせ多年草を植える。多くは半円または円形をしています。
これをイラスト化したところ
某建築士(弟)に見せたら「地表に水は貯めないだろ」とツッコミが。
え、雨のときに小さな池が出来るのではないの?しかし浸透しやすく設計するのだから、水が溜まったら意味がない。だったら円形にするなよ!
と自問自答した挙句、世田谷トラストまちづくりの担当者にお聞きしたら
「基本は水は貯めない。好みにより池が出来る様子を見たい場合は、荒木田土など粘りの強い土を被せて、少し貯めておくような作りにもできます」
ということです。
25日は雨!見学に行きました、トラストまちづくりビジターセンター(成城4丁目、野川沿い)の雨庭
水は地中にすぐしみ込み、砂利の表面は水浸しにはなっていません。
雨の日は出来た池の水の輪を眺め、晴れたら水は引いていく。そんな雨庭が私は好みだなあ。
いろいろ見てみると、西側のほうでは“水が溜まっている写真やイラスト”を出していることが多いように思います。
<熊本県の例>
関東と関西の違いはあるのか?イギリスとアメリカでは?(イギリスは水たまりが好きそう)
雨庭の底は浅いが、デザインの奥は深そうです・・・


