捨て子養育院美術館(Firenze 15.Sep.2012) | いそ日記

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『サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会』

フィレンツェっ子の信仰の拠点で、

柱廊になっているファサードが珍しい教会です。
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見た目より結構奥行きがあります。
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ここでも結婚式に出会いました!

スイスやウィーンでは考えもしなかったのですが、土日の教会だと結婚式に出会える確率が高いのでしょうか?

教会での挙式はやっぱり外国人の方が映えますね~。
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ライスシャワーのあとは大量のハト達が飛来してムシャムシャ。

掃除は不要ですね!
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この教会を出て左側には『捨て子養育院美術館』があり、その名の通りかつて孤児院だった所です。

この建物は、フィレンツェでも最も初期のルネッサンス建築として有名らしいですが、

中世の孤児院はどんな感じだったのかなと興味があり、寄ってみました。

(ちなみにフィレンツェカードは使えません!残念ながら・・・・)

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柱廊を飾るのは、布に巻かれた幼子の「メダイヨン」

ロッビアによる作品です。
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ロッジアの左端には、身分を明かさず子どもを預けることができた回転扉を見ることができます。

(鉄柵の真ん中にある灰色部分。今は覆われていて見えませんが、この中に赤ちゃんを置いて回転させると、部屋側に入れることができたらしい)

まさに赤ちゃんポストです。
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ちなみにこの部分は、養育院に入らなくても見ることができます。



柱廊に囲まれた中庭。

ちなみにあちこちにユネスコの看板があって、今はどうもユネスコの事務所になっているっぽいです。

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子どもの遊び場とか子どもの部屋とかが残っているのかなと期待していたのですが、

そのようなものはなく、やや拍子抜け。

基本的に、柱廊に囲まれた中庭と付属美術館くらいですね。

(もしかすると、そのような場所があったのかもしれませんが・・・・)




美術館部分はかなり小さいです。
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この美術館の目玉らしい。

ギルランダイオの「マギの礼拝」
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ボッティチェッリの「聖母子と天使」

これはボッティチェッリ初期の作品で、この時の師匠だったリッピの影響を大きく受けています。

(始め、リッピの絵かと思ったくらいパクっています)
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