アラ・パチス(Roma 14.Sep.2012) | いそ日記

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ポポロ門。ローマの北の入り口です。

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ポポロ門をくぐるとすぐに巨大なオベリスクが目に入ります。

かつては紀元前にエジプトで造られたものですが、1600年頃、巡礼者の道標として、この広場に置かれました。

全長は36.5メートル。とにかくデカイ。

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この広場にある、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会に行く予定だったのですが、

なんと12時から16時までは閉館!

旅行が急に決まっただけに調査不足がたたってしまった(>_<)




待っても仕方がないので、あとで戻ることにして、アラ・パチスに向かうことにしました。




双子教会と呼ばれる、

サンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会です。

よくイタリア本とかに載っていますよね。
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リペッタ通りを下るとアウグストゥス帝の廟が見えてきます。

アレクサンダー大王の墓に似せて造られたというそれは、ほぼ円形で

ひっそり?とした感じで置かれていました。いそ日記
柵にかこまれて中には入れません。。。。。

入り口っぽいのが見えるのですが、今は非公開のようです。

教科書でも習う「パクス・ロマーナ」を実現したローマの初代皇帝のお墓がまだ遺っているとは。
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その墓のすぐ横には『アラ・パチス』(平和の祭壇)があります。

今は近代的な博物館の中に置かれています。

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アウグストゥス帝が市民戦争の終結を記念して紀元前9年に建てさせた祭壇ですが、

その後長らく失われていました。


近代になって発掘され、またあちこちに散らばっていた断片を集め、

足りない部分は修復で補って・・・・・・1970年に下のような形に復元されました。
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コロッセオとはまた趣が違う『美』ですね。

ちょっと綺麗に復元しすぎのような気もしますが。

博物館も綺麗すぎて、逆に違和感が・・・・・・・・。
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祭壇を彩るレリーフは一見の価値あり!
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