ポポロ門。ローマの北の入り口です。
ポポロ門をくぐるとすぐに巨大なオベリスクが目に入ります。
かつては紀元前にエジプトで造られたものですが、1600年頃、巡礼者の道標として、この広場に置かれました。
全長は36.5メートル。とにかくデカイ。
この広場にある、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会に行く予定だったのですが、
なんと12時から16時までは閉館!
旅行が急に決まっただけに調査不足がたたってしまった(>_<)
待っても仕方がないので、あとで戻ることにして、アラ・パチスに向かうことにしました。
双子教会と呼ばれる、
サンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会です。
リペッタ通りを下るとアウグストゥス帝の廟が見えてきます。
アレクサンダー大王の墓に似せて造られたというそれは、ほぼ円形で
ひっそり?とした感じで置かれていました。
柵にかこまれて中には入れません。。。。。
入り口っぽいのが見えるのですが、今は非公開のようです。
教科書でも習う「パクス・ロマーナ」を実現したローマの初代皇帝のお墓がまだ遺っているとは。
その墓のすぐ横には『アラ・パチス』(平和の祭壇)があります。
今は近代的な博物館の中に置かれています。
アウグストゥス帝が市民戦争の終結を記念して紀元前9年に建てさせた祭壇ですが、
その後長らく失われていました。
近代になって発掘され、またあちこちに散らばっていた断片を集め、
足りない部分は修復で補って・・・・・・1970年に下のような形に復元されました。
コロッセオとはまた趣が違う『美』ですね。
ちょっと綺麗に復元しすぎのような気もしますが。