CATS | わたしと本と映画と

わたしと本と映画と

ブログの説明を入力します。

満月の輝く夜、ロンドンの片隅のゴミ捨て場に捨てられた小さく臆病な白猫のヴィクトリア。そこで出逢ったのは個性豊かなジュリクルキャッツ達だったー

ぐうたらな猫、食いしん坊な猫、兄貴肌の猫、手品師の猫、泥棒猫、ひとりぼっちの猫、そして不思議な力を持つ長老猫。皆、野良猫で人間に飼い慣らされていない気高い猫達で、しなやかに逞しく生きる事を謳歌している。百匹の猫が居れば百通りの生き方がある。それは人間も同じで、百人の人間が居れば百通りの人生がある。皆それぞれに苦しみや悲しみや孤独と闘いながら生きているのだと感じる。

そして今夜は、自分が望む新しい何かに生まれ変わる事が出来る一匹の猫が選ばれる特別な夜。一生に一度、一夜だけの特別な舞台会の幕が上がったー

ミュージカルとは言え殆ど台詞が無く、唄とダンスで全てを表現していて見応えがあり、ヴィクトリアの美しさ、手品師の猫の可愛らしさ、しなやかなダンス、心を揺さぶられる唄に溜息が溢れる。これは愛しい猫達の愛しい物語ー
ひとりぼっちの猫は何に生まれ変わったのだろうか?きっと唄の上手な人気歌手に生まれ変わっているに違いないだろう。