回想２～急性期病院で手術～


目が覚めた。

今日がいつなのかもわからない

ＩＣＵかなあ

ただ寝るだけだったかなあ
ごはん食べた記憶もない。
自分の状態も誰からも聞く事もなかった

ある日の夜若い看護士の女の子が
｢明日の朝やったらイヤやろ。今の内にしとく?｣
と言ってバリカンを持ってやって来た。


手術するんや～と思った
麻痺した事はわかっていたがその原因が脳出血だとは思わなかったし,知らなかった。

発症した日シュシュやらヘヤーグッズもけっこう買った。
明日これで留めようとおもいながら…

肩程の長さだった


バッサバッサ


髪の毛が落ちてくるのを泣きながら見ていた。



次の日(後で知った４月７日だった)


手術室に入ったのは覚えている

手術室のベッドにいつ寝たのかはわからない
手術室の中も覚えていない

気がついたら頭痛い

｢痛い痛い！｣と言うと女の人が
｢ビスが｣
と言った。

そして何日かは眠っていたらしい

目が覚めると旦那,妹,下の娘がいた


何日かＩＣＵにいたが頭穴開けたところと出血箇所が痛くて仕方なかった。痛み止め４時間に一回が待ちきれなく、痛い 痛いと叫んでいたのを覚えている