新型コロナウイルスの接触確認アプリのアンドロイド用について2020年9月末から機能していなかったことが分かったという何とも切なくお粗末で残念なニュースな。
元々開発者が政府の依頼によって嫌々作ったアプリなのと、結果的にとても実用性があるとは言えないような妙なアプリになってしまった上、アンドロイドOSユーザーが比較的少ないことによって発覚が異常に遅れたのは別の意味で興味深い。
オカミが絡むITはデータ流出など、その信用性から愛されないシステムが散見されるのが、COCOAもそのうちの1つだと言えるだろう。
逆に言えばバグが見つかってそれが修正されるアプリというのは、ユーザーが熱心にバグ報告するからであり、使われないアプリは自然淘汰されるということになる。
ただ、ここで注意しておかなければならないのはCOCOAが無料だということだ。
もし有料ならバグ報告ももっと早くあったかも知れないし、逆に返金運動などの暴動が起こったりしたかも知れないので、最初から無料にしたのは政府の先見の明だと言える(只より安いものはなく、安いものにはワケがあるのである)。
とは言え、政治家だってこのアプリをまともに使っていないことが分かったのは重ねて残念なことには違いない。
ちなみに自分はまだCOCOAはインストールしてません。
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