きっかけはハッキリとあったのだった。
それはよせばいいのに夜になってからテーブルタップから一つのコードを抜こうとした時だ。
バチッと音がしてブレーカが落ちて真っ暗だ。
早速ブレーカの元に行ってスイッチを上げたがすぐにダウンしてしまう。
なんだかなぁーと元に戻ってテーブルタップ周辺を全部抜いて再度配電盤のブレーカスイッチを入れてみたが結果は改善しなかった。
仕方がないので本腰を入れてテスターを抵抗計にしていくつかの子ブレーカを当たってみる。
すると慥にショートしている回路があるのが確認できた。
つまりこのショートを排除すれば電気は元に戻るはずだ。
そこでテーブルタップ周辺以外でも部屋のコンセント(レセプタクル)に繋がっている全ての電気器具の導通をチェックした。
当然ショートしていたらそれが原因だ。
結論からすればその原因は意外なものだった。
外国製オイルヒーターのAC線がどこかでショートしていたのだ。
20年も使っていればどこかに不具合は出るものだが、被覆のゴム、被覆の布カバー、プラグの結線状況は問題無かったものの線の途中でショートとはあまり無い不具合でびっくりだ。
しかしオイルヒーターの電源カバーを買ってから初めて開けてみたが、そこにはホコリの塊がいくつかあって、線の途中でショートしなくてもトラッキング現象で遅かれ早かれ火災になるところだった。
長期間使っている電気器具はたまには器具の中身もチェックした方が良いという教訓だ。
線(袋打ちコード)を新しくしてこの問題は解決した。

K3/FA31mmF1.8AL Limited