かなり昔にも記事 を書きましたが、


やっとHbA1c値が変更になるようです♪


従来より海外と日本では測定結果が異なります。
たとえば日本の目標値が6.5%なのに対して、海外のほとんどの国の目標値は7.0%となっています。
海外の表記と日本の表記を一致させるのが主な狙いらしいです。
(日本の測定のほうが緻密で不純物が測定されないので低めにでるらしいです。)


細かく言うと今回の変更は、
JDS値(日本糖尿病学会)⇒NGSP値(国際標準値)
となっています。


つまり、
旧基準のHbA1c値 = JDS値

新基準のHbA1c値 = NGSP値


と記載されます。


そして、、
新基準(NGSP値)=旧基準(JDS値)+0.4%

となります。


新しいHbA1c値を体温に例えてみるとこんなカンジ!

糖尿病を理解して ストレスフリーな毎日を!


でも少し問題がありそうなんです。。


問題点①:まだ目標値が示されていない。

旧基準では6.5%が目標。すると新基準の目標値は6.9% ???
いやいや、、先に書いたように海外は7.0%が目標値です。
このギャップをどうするのか今のところ不明です。


問題点②:健康診断はどうするの?

特定健診の普及に伴い、HbA1c値も幅広く測定されるようになりました。
検査の結果を入力するのに昨年と違う基準を書くと急に悪化した?って誤解を招きそうです。

また、検査の結果を出すのにも、新しい検査試薬やソフトウェアが必要です。
「うちは旧基準でいくぞ!」って健診センターもあるかもしれません。
足並みをそろえるのは大変です。


実際、このサイト

ではもめてる様子がわかります(><)


少し見切り発車ぎみですが、多くの医療機関では4月からHbA1cは新基準になります。
資料をこれから準備しますが、混乱が少ないことを祈っております!