ご無沙汰しておりますm(_ _)m

ある方がブログで紹介していた、良いウェブ資料をご紹介します。

ブログが転載しにくい形なので、こちらでもご紹介します。


僕は実際の外来にて「グルカゴン注射」について、

最近は全くアナウンスしていないので、反省の意味を込めて書きます(汗)


以前に血糖値を上げるホルモンについて記事を書きました。

このなかに登場するグルカゴンは注射薬として販売されています。


あってはならないことですが、

万が一、、

低血糖で意識がなくなり、

ブドウ糖が内服できないときに緊急時に救急車が来るより早く

ご家族の方が患者さんに注射することで、家庭で血糖値を上げることができる方法です。


この資料では具体的な「低血糖時の対処法」や「グルカゴン注射とは?」について書かれています。

ご参照ください。


グルカゴン注射を利用される患者様とご家族の方への使用の手引き


1.いままでに病院で運ばれてしまうような低血糖の既往がある人。
2.低血糖が週に何回もあるような人。

このような方は担当の先生と相談してみる価値があるかもしれません。


ただ、グルカゴンには
①頭痛、②吐き気、③強いだるさを感じる、④(きわめて稀ですが)薬アレルギー
などの副作用が起こることもあるため、

ブドウ糖が内服できるときは、ブドウ糖が第1選択になると思います。



ところで、、

僕は以前に「救急隊員の権限を見直すチーム」の末端で働いたことがあります。

僕の仕事は、

「救急隊員が病院に着くよりも早く低血糖の患者さんにブドウ糖を注射することで、患者さんにメリットあるのではないか?」

というもので、命じられて資料をまとめました。


僕らの結論は、

1.救急隊は安全にブドウ糖を患者さんに注射できる。
2.より早く血糖値を正常化することで、患者さんの負担を大きく軽減しうる。

でした。


そして、末端ながらも努力の甲斐があり、、

救急隊員が病院に着くよりも早く、救急車内でブドウ糖を打つべきかの検討が開始されました。

これは参加できて大変うれしく思った仕事のひとつです。
記事はこれ。



このように低血糖は速やかに改善するべきだと思っていたのに、

実際の外来で僕はグルカゴン注射について全くアナウンスしていないので、反省しております。。

ごめんなさい。明日から外来で説明していきたいと思いますm(_ _)m



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