今回から糖尿病の内服薬をアップしていきます。
糖尿病のお薬は、いろいろな種類があります。
それぞれ働く部位や作用が異なります。
下の図に示すように血糖値は、
(1)腸からの吸収
(2)ベータ細胞からのインスリンの分泌
(3)肝臓や筋肉でのインスリンによる糖吸収
などたくさんの要因により、調整されています。
このようにたくさんの因子があるために、
治療薬もそれぞれの要因に対応するものがあります。
☆内服薬の分類
すい臓からのインスリン分泌を助けるお薬
①スルホニル尿素薬(SU薬)
②速効性インスリン分泌薬
○DPP-IV阻害薬
腸からの糖の吸収を穏やかにするお薬
③αグルコシダーゼ阻害薬
肝臓や筋肉・脂肪でのインスリンの働きを助けるお薬
④ビグアナイド薬
⑤チアゾリジン誘導体
薬の話の前に、食事をした後の各臓器の役割と
お薬の作用部位を確認しましょう!
食後の「糖のながれ」↓
最も血糖値が上がりやすいのは、食後です。
「食後の糖のながれ」
食事中のでんぷんなどの炭水化物は
→胃腸でブドウ糖まで分解・吸収される。
→吸収されたブドウ糖は、いったんすべて肝臓へ流れ込む。
→肝臓は流入してきたブドウ糖の大部分を貯蓄する。
→肝臓をすり抜けたブドウ糖は筋肉や脂肪細胞へ蓄えられる。
→あまった糖は全身の臓器で利用される。
*ブドウ糖が過剰に血中に存在している状態=高血糖状態
全身のブドウ糖の分布を調節するのが、
「インスリン」というホルモンの役目です。
「食後のインスリンの動き」
インスリンはすい臓の「ベータ細胞」という細胞で作られます。
インスリンは主に「肝臓・筋肉・脂肪」へ働き、全身の「糖のながれ」を調節します。
血管の中のブドウ糖が調整しきれずにあふれている状態が、
「血糖値が高い」ということになります。
次回以降は経口血糖降下薬について
説明していきます。
