ブログネタ:【すんも賞を狙え!!】「ありがとう」と「ごめんね」どっちが苦手?
参加中22時ころ久しぶりにおふくろから電話がかかってきた。
仕事が長引き21時過ぎに帰宅したばかりである。
適当に飯を食いちょっと落ち着きながら
ニュースを観ていた時だ。
「親父がもうだめだなぁ、
一人でトイレにも歩いて行けなくなっている。
本人は絶対病院には行かないって言ってるし、
みんなそんなんので困っている。
一応覚悟はしておいた方がいい。」
内容をかいつまむとこんな話だった。
ま、去年のはじめ頃からある程度は覚悟を決めていた。
何せ本人に生きながらえる気が無いらしいので
どうしてやることもできない。
こういう表現をつかうととても薄情な息子だと思うだろうが、
息子だからそんな親父の行動や思考をしっかり理解している。
きっと今の春樹の考え方や哲学は
かなり高いパーセンテージで親父に近いのだろう。
間違いなく春樹はその遺伝子のコピーだと実感できるのだ。
少しばかり違うのは…
春樹ならば自ら生気を減退させ
衰弱して土に返るようなことはしない。
そう…どんどん惨めに衰えるくらいなら
サッパリと幕を下ろすだろう。
さて、
それではなぜ親父がそれほどまで生きる気力を屠ったか?!
数年前のことである。
親父は30年以上、春樹は20年、同じ会社に勤務していた。
オーナーは母方姉妹の息子、春樹とは従兄弟にあたる。
その会社が経営破綻した。
負債額にして数十億円…
帝国データバンクの『大型倒産速報』にも載ったのだから
それはそれでたいしたものである(笑)
しかし…倒産の仕方が不味かった。
行き当たりばったりのただただ目先のことばかりの破綻処理。
全てにおいて後手に回ってしまい余計な債務まで膨らまし…
最後は関係者の恨みをさらに膨らませての自己破産。
一番最低で無粋な手際だったと思う。
破綻に行き着くまでの経緯、そしてこの破綻処理、
ひとえに自己中心的で人の意見を聞かず暴走する
2代目オーナーの器量の無さだったと思う。
クオーターな血縁の春樹が述べるのもなんだが( ̄ー ̄;
詳しく解説するのはとても物語りになってしまうので省きまして
ま、親族だからといいように使われてそして最後は裏切られ、
まだ人生に快楽を抱ける春樹はまだいい。
しかし…
親父は終焉を迎えようとしている残りわずかな時間に
これまで生きてきた証を見事に砕かれて…
仕事が生きがいだったような人間である。
趣味らしい趣味や人付き合いなどまったく無い人間である。
木偶と化してしまいたい気持ちが春樹は痛いほどわかるのだ。
きっと誰がどんな手を差し伸べようと…
頑なな親父を変えることはできないのだろう…
後はこまめに実家へ顔を出し、
その残した生命が力強く引き継がれているのを
認識させてやるぐらいしかできないから。
憧れた幼少の頃もある。
忌み嫌った青い時代の頃もある。
激しくぶつかり合った頃もある。
そうしてようやく…
分かち合い理解できるようになった頃なのだが…
きっと後1年は持たないだろうなぁ…
覚悟は決めておかなくてはいけない…
最後に言えるとしたら…
「ありがとう」かなぁ。
「ごめんなさい」かなぁ。
どっちも苦手だなぁ。
奔放な親父の性格なら…
笑って「ご苦労さん」って言ってやっるのがいいのかなぁ…
