この人自分のこと好きかもと思う瞬間 ブログネタ:この人自分のこと好きかもと思う瞬間 参加中




にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ   ブログランキングバナー









始めて認識してからは身近な存在と化していた。

スポーツクラブでは自然とお互いを傍らに置いていた気もするし、
きっかけとなったコミュニティーサイトでのやり取りも
おそらく他の誰よりコアな絡みだったと思う。



今にして思えば…


誰にでも分け隔てなく社交性を発揮して、
しかし何処かに一物を隠し持ち
突然その鋭利な刃先の鈍い光を見え隠れさせたかと思うと
嘘だったようにまた道化を演じる


当然のことながらそんな春樹の感受性の核心を
汲み取ろうとする人はあまりいない。

というより…

あえてそう屈折した表現を駆使し相手の反応を窺うのは春樹の悪い癖だ。


サヤカはそこに食いついてきた。
春樹の心の闇の臭いを嗅ぎつけた。

そして自分も孤独な世界に身の置き所の安らぎを感じながら
幾ばくかの寂しさに道化なキャラクターを演じ浮かれ涙する

おそらく【同じ生き物】の臭いを嗅ぎつけ
春樹に居心地の良さを感じていたのだろう。



そこに恋愛感情は存在してはいなかった…
そのことを春樹は十分に認識していた…
はじめからそうだった…



しかし…

ときめくこの胸の内は抑えきれない。

暴走し弾けそうな心拍数を隠し切るのは難しい。



少しばかりくすぐられた恋愛感情は…
ほのかな希望がぽっと小さかった灯火の炎を業火へと誘う。




サヤカとの距離が縮まれば縮まるほどほろ苦い酒を煽る夜が繰り返された。





宇宙(そら)を見上げサヤカを想い…



「止めろよ、傷つくだけだぞ…」



何度も繰り返し自分に言い聞かせていた。





まだまだ…To be continued…