- みんな去ってしまった/中島みゆき
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酒と薬で体はズタズタ
忘れたいことが多すぎる
別れを告げてきた中にゃ
いい奴だっていたからね
かすかな記憶の中では途中まで仲間の車に乗せてもらっていたのだが…
どうも途中で強引にも車を降りたようだ。
まともになった思考で状況を考えると…
下車した地点からだとあの寒空を千鳥足で3kmは歩いたかもしれない。
他の仲間も心配したようでメールや携帯をしてくれたようだが
ちっとも気づかないほどグデグデの酔っぱらいだったようだ( ̄_ ̄ i)
夕方近くになって無事帰宅した旨の返信を打つ。
仲間Aのメール
まったくもう…
Kくんから事情を聞いて、夜中の3時に絵里子さんと探しましたよ
とはいえ、無事に帰宅していたようでホッとしました
ゆっくりして疲れをとって下さい
つくづく情けないものだ。
このくだらない生き物は
『はたして存在する価値があるものか』などと自問自答
そして少し前に絵里子からのメールが来た
昨晩は無事戻ったのね
ヨカッタ
遠く離れていても私はあなたのコト心配しています…
あんまりムチャしないでね
君もか…絵里子…
いい加減この惨めで卑しい男のことなんか忘れてくれよ。
君が抱える幸せな環境に俺の毒はそぐわない。
君が思い続けるれば続けるほど…
俺は罪悪感と隣り合わせの日々を過す。
寂しさに流され過去にすがるのはなおさら惨めになってしまう。
せつなさに負けて肌にすがっては彼女達を惨めにしてしまう。
確かに性欲は存在する。
欲望に身を任せたい気持ちもある。
春樹の生き方、これまででこんなことは初めてだ。
女を抱こうという気がみょうに希薄なのである。
サヤカに操を立ててるみたいな間抜けな感情からなど毛頭ないが…
今はサヤカ以外の肌で夢を見ようと思わないから困ったものだ…
今夜は風が強い。
このヘドロのように澱み溜まってしまった恋心を連れ去ってくれないものか…