以前は、
店が提供する、ある顧客に対する特別サービスに対して、
客側にも特別感と感謝があったように思う。
しかし、
昨今は、それは客にとって当然のことのように捉えられている。
値引きや時間の延長であったり、少人数での貸切であったり。
これに関しては、
飲食店側の売上至上主義に基づく、
顧客満足度の過剰な追求が原因の大半ではないだろうか。
そして、
すべての顧客を満足させることを使命と植え付けられた店員たち。
そして、それに対して上から迫る客達。
『どう満足させてくれるんだ?』
『そんなんじゃ満足しないよ。』
『店長~、こいつダメ。首にしたら。』
そんな構図。
飲食店のコンビニ化。
そろそろ、
客にはっきり言った方がいい時期になっていると思う。
自分のスタイルを持たない飲食店は大手に飲み込まれる。
客に媚びることなく、
できる、できないに関わらず、
したくないことはしなくていい。
自分の店だろ。
自分の理想を持ち、精進してもらいたいものだ。