さて今回はワンコの事ではないんだけど、
インコちゃんの病気についてです。

小さい身体が病気になってしまった時
飼い主さんは絶望的になってしまいます。
私もそうでした。

なので、うちのインコちゃんと私の経験が少しでも誰かの役にたてば良いなと思ったので書いておこうと思います。

去年の年末に体調を崩してしまったジャンボセキセイの鷹ちゃん。
初めは膨らんでぐったりとしてしまっていて急いで救急病院へ連れて行きました。
栄養剤を処方してもらい、とにかく保温をして(マルカンヒーターで30度)1週間ほどで山を越えることができました。
見た目は元気になった様に思いましたが体は痩せたまま。食欲がないわけではないのに・・・2ヶ月ほど経った頃から胸の羽がだんだん無くなってきたんです。
ずっと保温で囲っていたからストレスで毛引きをしちゃったのかな・・・と思ってエリザベスカラーを作り装着してみましたが、段々と首から頭、尾っぽの羽、翼の裏と羽が抜けていきました。

羽が抜け始めた鷹ちゃん


すっかりハゲタカの様になってしまった鷹ちゃん。
再びかかりつけの病院へ行くと、
「おそらくPBFDだと思いますが検査がここでは出来ないので」という事で鳥を得意とする隣県の病院を紹介されました。
ジャンボセキセイなのに見た目も大きさも雛の様になってしまった鷹ちゃんをつれて翌日すぐに病院を受診しました。
先生の初見はやはりPBFDでした。
簡単に言うと、鳥のエイズ的な病気。
鷹ちゃんはペットショップからお迎えしたので、感染はその時なのか母子感染なのかはわかりませんが、うちの先住鳥マメルリハはブリーダー直で検査済みなので感染源ではないと思われます。
先生は「検査すると高額になっちゃいますがどうしますか?」
と聞いてくれました。
14000円くらいかかると言われて怯む私。
「2人の先生にそう言われたならきっと間違い無いと思うので検査飛ばして治療を始めたいと思います」
私はたとえハゲてても鷹ちゃんはかわいいからそれを受け止める覚悟もできてました。
もちろん本人が痛いのであればそれは取り除きたいとは思っていましたけどね。

その日から治療が始まりました。
4月の後半。
確固たるお薬はなく、鳥自身の免疫力でウイルスに打ち勝つ事ができるようにサポートをしていく事となりました。インターフェロンなどもあるそうですがまずはこれから。
病院で頂いてきたのはAHCCと言うサプリメント。
1日1回直に飲ませていきます。

暖かい気候になったので自作のビニールハウスを取り払って毎日朝2時間の網戸越し直射日光浴も始めるようになりました。
ネットで調べまくり、出来ることはやろうとライオンのラクトフェリン人間用を購入。
すり鉢で粉にし、AHCCに少量混ぜて与え始めました。免疫力UPがウイルスを抑え込む唯一の道だから。
AHCCを初めて2ヶ月ほどが経った6月の後半
頭にツンツンと羽が生えてきましがまだまだ頼りない感じ。

そこからひと月ほどかけて胸、首にも段々と羽が!!
はっきりは覚えていませんがこの頃から丈夫な羽の為、免疫力アップのためとまたまたネットで調べたおやつ、フォニオパディを与え始めました。
それまでカビの生えた様な白っぽいウンチをしていた鷹ちゃん。
フォニオパディを与えた翌日から黒くて良いウンチになりました。これはとてもハッキリ効果が出た様に思います。ネットならすぐに買えるし、300円程で購入できます。我が家はレギュラーおやつにする事に決めました。

隣県の病院と連携してかかりつけの先生から追加のAHCCをいただいているのですが、7月の受診では先生も驚くほどツンツン羽だらけの鷹ちゃん。



その羽が開き始めてからはとても早くて、一気にインコな見た目になってきました。
ピーク時は普通のインコ以下に痩せこけてハゲてしまっていたのが、どこからどう見てもインコに戻りました。
本人の表情も明らかに明るく覇気のあるものに変わりました。

インコまで復活してきた鷹ちゃん



それから更に1週間
現在はジャンボの貫禄も取り戻し、デコッパチだね〜と目を細めて愛でられるほどになりました。

デコッパチなジャンボセキセイになった鷹ちゃん



そもそも検査は受けていないので陽性なのか陰性なのかはわかりませんが、
おそらく鷹ちゃんはPBFDに打ち勝ったと思っています。
小動物なのでインターフェロンまで正直やりたくありませんでした。
注射でショック死する子もいるそうなので。

今回の経験で私がやった事をまとめてみると

病院でAHCCを出してもらう
日光浴を必ずする
ラクトフェリンを与える
フォニオパディを与える

以上の4つです。

ちなみに鷹ちゃんはズプリームのペレットとプロショップマニアのシードを与えています。ペレットを普段から嫌がらずに食べる子です。お水には毎日カルビタバードを混ぜています。これは普段からやっている事です。

詳細に記録はしていないし、文章も下手くそで伝わらないかと思いますが、私も他の人のプログやら記録を読みまくって得た事がたくさんありました。
なのでうちの子はコレで復活したよと言うのを誰かに伝えられたら嬉しいです。
治らない子も多いPBFDですが、出来る事は全てやってあげたいなと思うのがオーナーの願いだと思うんですよね。
鷹ちゃんのウイルスもまだ体の中には居て、再び免疫力の隙をついてくるかもしれませんが、その時はまた戦おうと思っています。

病気発覚前の鷹ちゃん 美しい