Q、テキストＰ70(2)①の 権原は実際に存在している必要はない。 の権原とはどういうことでしょうか？
行政書士 2017年向け行政書士 民法（2017年版）
第20回 占有権・即時取得
A、
権原とは、一定の法律行為、または事実行為をすることを正当化する法律上の原因をいいます。
テキストの該当箇所では、「権原＝所有権」だと思って、読み替えてみてください。
ご質問箇所のテキストを読み替えると、
「もっとも、『所有権』は実際に存在している必要はない。」
となります。
これは、例えば、窃盗犯のような者（所有権を持たないような者）にも、
「所有の意思が有る」といえるということをあらわしています。
講師 宇塚悠介
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