先日、首都コロンボにある


"カラディヤナ最終処分場"


というゴミ処理施設に
見学に行ってきましたニコニコ


(カラディヤナ最終処分場)


突然ですが
このニュースをご存知でしょうか。


1年半前にこんなことがあったんです…





2017年4月に首都コロンボの北東、
コロンナーワという地区の
ゴミ山が崩壊し死者を出しました。


私はスリランカに来る前で
たまたま、このニュースを知り
驚いたのを覚えています。


((スリランカのゴミ問題は深刻そうだ…))



気になってはいたけれど
なかなか見ることができない
ゴミ処理場。

現状を見てみたいと思い、
今回見学の機会をいただきましたUMAくん






ここは廃棄物管理局(WMA)という機関が
運営している施設で
JICAボランティアも配属されています。




さっそくゴミ山を登ります。

ここには
首都コロンボの7つの地区からの
ゴミが運ばれてきます。


ゴミは
・有機ゴミ
・無機物ゴミ

の2種類に分別されて
ここに運ばれてくることになっています。




広大なゴミ山。
右に見えるのは全部ゴミ。




有機ゴミとして運ばれてきたゴミ。

見ての通り、プラスチックなどの
無機物ゴミが混じっています宇宙人くん



ポイ捨てが当たり前の
スリランカで

分別を行なっている人は
どのくらいいるのだろうか。




年々増え続ける
プラスチックゴミ。




左上、ゴミ山の上にトラクターが
いるのですが、

トラクターがあのくらいに
見えるくらい
ゴミ山はすごーく大きいです。



2013年に建設されたこの施設、
この5年間、毎日500トン以上もの
ゴミが運ばれてきます。





あと2年後には
この敷地はゴミでいっぱいに
なることが予想されており、

また別の処分場が作られ、
またゴミ山が増えていくようです。




お次は日本が協力している
ゴミの堆肥化する機械を
見せていただきました!





JICAも今年の11月まで
協定を結んでいるプロジェクト




右奥にあるのが
堆肥化する機械




上からゴミを入れると

ペットボトルやプラスチック、紙類などの
無機物ゴミを抜き出し

有機ゴミだけに選別を
してくれるものです




抜き出された
ペットボトル、プラスチック類は
リサイクル業者へと
運ばれていきます。




そうして機械を通ったゴミを
堆肥化させたものが右の山。





さらに堆肥化を進めていき、
パッキングをして販売しています。



5kg・90ルピー(60円)
くらいで販売されているそう。


現在、1ヶ月で200トンくらいの
堆肥がスリランカの
ラトゥナプラという地域と
モルディブに流通しています。


もっとスリランカ全土に
流通していけばいいなぁ。







現在、ドイツとデンマークからの支援で
1日500トンのゴミを処理可能な
焼却炉を作っているそうですが、

完成はまだまだ先…
4年後くらいになるとか…?





この現実、
スリランカの人たちに見てほしい。

ゴミ山の匂いを嗅いでほしい。


自分たちが捨てたゴミが
どうなっていくのか
みんな知らないから
ビニール袋を無駄遣いしたり
ポイ捨てをしてしまう…



自然豊かなスリランカが
汚れていくのは悲しすぎるショボーン



まず私自身も
ゴミを出さないような工夫を
しなくてはと感じさせられました。





スリランカのゴミ事情について
色々学ばせてもらった
見学会でした。

うーん、やっぱり深刻な問題だ。


ゴミ処理場見学のはなしトラック
おーわり


Kiyo






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