私と音楽 13 山崎まさよし | Beautiful Day

私と音楽 13 山崎まさよし

すっかり放置していたこのシリーズ(?)、先日の山崎まさよし歌わない騒動で思い出し、まさやんについては書いておかないと…と思い書いてます。





山崎まさよしを知ったのは、97年の初め頃だったかな。

まだTOKIOでデビューして間もない国分太一くんの深夜の生放送ラジオ『G1 Grouper』(TFM)にゲストで出たのを聞いてから。

太一くんのラジオは人とは違ったリアクションが面白くて毎週聞いていましたニコニコ





96年公開の主演映画『月とキャベツ』の話をしていて、最初は俳優さんなのかと思った。

単館映画だしもう終わっちゃってたからその時は聞き流したんだけど、暫くして伊勢佐木町を歩いている時にたまたまやっている映画館を見つけてひらめき

当時、伊勢佐木町には単館の映画館がいっぱいあって、気をつけないと見過ごしてしまいそうな小さな映画館。100席もないような。

このポスターにつられてふらふらと映画館に入ったの。








映画は正直、「山崎まさよしのプロモーションか?」ってくらい曲が使われてるし、ストーリーもありがちなファンタジーだったからそれほど嵌まらなかったけど、最後に流れる『One more time,One more chance』が良くてね。

映画の為に作った曲ではないのにぴったりで、曲に合わせて踊るヒバナ(真田麻垂美さん)も可愛くて。

そこから山崎まさよしを聴くようになりました。





ライブにも行くようになって、まさやんの人気も上がってくると月とキャベツが再上映されるようになったの。小さな単館の劇場をまわっていて、やってるとこ見つけて5、6回は観に行ったウインク

観れば観るほど、景色の美しさとか小物の可愛さとか音楽の良さに惹かれて大好きな映画になりました。





そして、どうしてもロケ地に行きたくなってしまったのです。

今でこそ聖地巡礼ってやつですが、もう四半世紀前の事ですニヤニヤ

映画の最後にクレジットされた

「撮影協力 群馬県中之条町」だけを頼りに、中之条へ向かいました。

着いたはいいけど何の手掛かりもないので、先ずは駅前の観光案内所へ。

しかし、ロケをしていたと言っても小さな映画だし案内所の方も分からず…

ただ、群馬県が全面的に協力した『眠る男』という映画を撮影した廃校になった学校が伊参(いさま)にあるという事なので、情報を求めてそちらへ向かう事に。

そこまではバスなのですが、どこで降りたら良いのかもよく分からないのでドキドキしながら必死で窓の外を見てました。(田舎なので建物自体そんなにないし、循環バスなので最悪駅に戻るだけ)

暫く走ると『伊参スタジオ公園』という看板が見えて慌てて降りる。

スタジオとは名ばかりの木造の校舎です。

昇降口らしき所に『眠る男』と『月とキャベツ』の看板が!!

このふたつの映画の衣装や小道具、台本などを展示する施設になっており、管理人さんもいらっしゃり色々とお話を聞く事ができました。

劇中で山崎演じる花火が住んでいるのが学校らしき所だったので、見つけた〜爆笑と思ったのも束の間…ロケ地はこの場所ではないそうですショボーン

その場所は更に奥地にあり、バスは1日1本、行ったら帰れない滝汗との事だったので泣く泣く断念。

でも確かにこの伊参の学校を拠点に撮影されていて、出演者のスリッパ(名前入り)もそのまま残されていました。

写真いっぱい撮ったのだけど、大切にしすぎてどこにしまったか分からない泣き笑い





管理人の山田さんに撮影当時の話をお聞きしたり、展示物を見て回ったり、自然の中でだいぶ癒やされました。

帰って撮影した写真とお礼の手紙を送ったら、瓢箪を送って下さいました!







宇宙の秘密は緻密なはちみつ…とは、劇中で黒板に書いてあった言葉です。

同封されたお手紙に、「何かに感動して行動できるのは豊かな心」とありました。

うちの母親はエンタメに興味がなく、音楽や映画に夢中になっている娘に『くだらない』などと言ってしまうような人だったので、山田さんの言葉に救われた気持ちになりました。





長くなったのでまた書きます💦