中東格安航空、ウクライナ市場争奪戦 | イスラム経済Now!

中東格安航空、ウクライナ市場争奪戦


ドバイ株式市場上場で、中東北アフリカ最大の格安航空
エアアラビア
(本拠地シャルジャ首長国)が、今月より、
ウクライナのドネツク、ハルキウ便を就航している。

旗これでエアアラビアの路線数は67となった。


エアアラビア http://www.airarabia.com/home



イスラム経済Now!



エアアラビアは2008年10月に、ウクライナの首都キエフ便を就
航しているので、今回2路線を追加する事でウクライナ便は計3路
線となる。


10月7日にウクライナ第2の都市ハルキウ便を就航した後、12
日には、ウクライナ東部の主要都市(人口150万人)のドネツク
便を就航。


エアアラビアのアデル・アリCEOは、今回のウクライナ
事業拡大について、以下のようなコメントを発表している。



イスラム経済Now!


「UAE及び湾岸諸国と、文化的、経済的に強い結びつきがあるウ
クライナ路線拡大を発表できた事を心より嬉しく思います。

当社は中東北アフリカに初めて格安航空というビジネスモデルを
持ち込んで以来、8年間で乗客2000万人を達成し、
地域における老舗格安航空の地位を確固たるものとしてきまし
たが、今後も引き続き、新市場開拓を積極的に進め、当社の質の
高いサービスをより多くの人々に提供していきたいと考えています。」


湾岸産油国の農業投資先として、そして来年に迫った、サッカー
ヨーロッパ選手権開催地として、ウクライナが非常に注目を集めて
いるが、ウクライナ路線拡大が、エアアラビアの収益にどのような
好影響を及ぼす事になるのか注目していきたいと思うのだが、実

は、今月、ドバイ政府系新興格安航空ライドバイ
拠地ドバイ首長国)も、キエフ、ドネツク、ハルキウ便就航を発表し
ている。


イスラム経済Now!


エアアラビアの路線と全く同じである!

フライドバイ http://www.flydubai.com/english.aspx


中東北アフリカ初の老舗格安航空会社エアアラビアに対して、2
009年に営業を開始した新興のフライドバイも積極的な路線数、
体数拡大を通じ、エアアラビアの牙城に挑んでいる。

両社の本拠地は、車で20~30分の至近距離にあり、まさにバリ
バリのライバル関係にあると言っても良いだろう。


その両社が、ウクライナ市場で雌雄を決する事になる。

果たして、どちらがウクライナ事業を大きな成功に導く事ができるだ
ろうか。


チェルノブイリ原発事故から25年。


ウクライナは湾岸産油国の農業投資先、サッカー欧州選手権開催地

、そして残念なことだがヨーロッパの売春産業の首都として
大きな注目を集める国となった。



メルマガ登録・解除
 


Twitterボタン