百聞は一見にしかず
夫は仕事柄、災害復旧の現場などへ行くことがあります。新潟中越地震で小千谷、長野は豪雨災害の復旧工事、最近は能登半島地震で仮設住宅の建設に行ってました。
自分の仕事はどんなことしたかというのもありますが、自分の目で見て欲しいというのがあって、行っていた仕事先を一緒に見に行くことがあります。
今回、門前から輪島方面へ
屋根がなおせない理由
復旧工事は日々続けられてはいますが、途中所々陥没や地滑りで道幅狭く、片側交互通行のところがしばしば。
道中、倒壊家屋や屋根にブルーシートを張ったお家が多く見られます。
そしてこんなところも。地震に因り隆起した海岸線。テトラポッドの先は波打ち際でした。
さて、屋根がなかなかなおせない理由なんですが、業者待ちかとおもいきや
地震による補修の審査入札待ちなんだそうです。
自分で先に修理してかかった金額を出してもらうことができないからというなんとももどかしい流れ。屋根が治れば住まいできるなら早くしてあげて欲しいものです。
少しずつ復旧に向かっているものの
あちこち仮設住宅が建ち並び、生活が始まっていました。夫が携わった現場も工事が終わり、住まわれている状態です。
門前から先、輪島へは迂回路を通ります。輪島に通じるトンネルが通れないので、かなりの遠回りとなります。
先へ進むほど状態はひどくなります。
凸凹の道は応急処置で通れるようになってます。
私たちが記憶していた町はそこにはありませんでした。波打った道、倒れたビル、火災のあと
ボランティアの方々が拠点つくり活動し、各地からの応援の警察がパトロールしているすがたを見ました。
前に宮城でタクシーの運転手さんに言われたことが思い出されました。
大きな災害のあとは10年仕事があるよと。
まだ道半ば
まだまだやることがあります
テレビではあまり報じられなくなりつつありますが、まだ助けがいることを知っていただけたらと思います。