同じ漢字で読みが違う謎が解けました。


読みの違い

 しばらくしてタクシーが来ました。

 気さくな運転手さん

 とめ と とよま の違いを教えてくれました。

「ややこしいよね爆笑間違える人結構いたんだよ」

市の読み方はとめ、町の名前の読みがとよまなのだそう。平成の合併で登米郡の9つの町が合わさってできて、合併後の市の名称を旧登米(とめ)郡のままの読みで、旧登米(とよま)町の地名がその地域の読みとなっているそうです。

 登米市役所は旧迫町に置かれています。

市役所からとよま明治村まで約9キロ

読みが2つあって、漢字表記その時は知らない人はかなり混乱したのだそう。

「ややこしいから、片方の行き先をひらがなにしたんだよ。」

 確かに、地元しかわからないこの違い…驚き

 見逃したガイドブックの注意書きにもありました悲しい字が細かすぎて老眼では読めてない絶望(言い訳)


震災の話とこれからの町つくり

「ところで、どこから来たの?」と、問われ

「富山からです。」と答えると、

「大丈夫でした?大変だったでしょう」

と、元日の地震の心配をしてくださりました。

私たちが住む地域は揺れはひどかったものの、ふつうに生活できてます。県内でも海沿いの地域や地盤が弱かった所では液状化などで家が倒壊したり家が傾いたりして被害は大きかったです。珠洲や輪島、能登の地域はさらに被害は甚大です。

 

 東北の震災を経験して、これからどんな流れになっていくか話してくれました。

「震災は津波でたくさん流されちゃってさ、酷かったね。戻るまでまだまだかかる。能登の震災もかなり時間がかかるよ~!

テレビのニュースでさ、仮設住宅、あれ今のいいよね、うちらんときは現場事務所みたいなプレハブで寒かったんだよ。」


「仮設はいつまでもいられないからさ、次となれば家を建てるとかになるんだけどね、すぐにポンポン建てられる余裕なんてないから、市営住宅建ててとりあえずそこに住む。最初は安く借りられるけれど、そのうち世帯収入にあわせた家賃がかかりだしてさ、この部屋でこんなにかかるの?ってなっちゃうの」


「若いもんは家賃出して住むくらいなら家を建ててでていくでしょ?そうなると残るのは年寄りだけになるんだよね、ここら辺なんてさ、年寄りばっかりだからねぇ…」

と、ちょっとさみしそうに話してくれました。

震災の酷かった地域も同じ状況、

この先こうなっていくんだと想像がつきました。

それを踏まえて町つくりをしていってもらえたら…と、考えさせられます。


いろんなお話をきかせてもらいました。


目的地が近くなると、

「帰りのバスの時間を先に確認しとくんだよ。本数少ないからね。」と、教えてくださいました。

 

スーパーの店員さん、タクシーの運転手さん、ありがとうございました。

ご当地グルメ


無事、とよま明治村に着き、

ご当地グルメは油麩丼とはっと汁‼️



あらかじめ目星をつけていた食堂が近くに!

「大衆食堂 つか勇」さん


ミニサイズの油麩丼とはっと汁のセット

麺は自家製らしく、ラーメンとかいろんなメニューもあり、また来たい❗

自家製麺のラーメン・ワンタン麺もオススメなのだそう😃

出汁が美味しかった。




明治に建てられた尋常小学校

味わいある木造校舎や木の机、昔の建築っておしゃれだなぁ

いろいろみて回り、仙台へ戻りました。

旅の一部ですが、珍道中ですがなかなか楽しい時間でした。