大甕神社の由緒


御祭神 武葉槌命 (建葉槌命)
地主神 甕星香々背男 (天津甕星 亦の名 天之香々背男)

例祭 五月五日

 當社の創祀は、悠遠往古にして詳らかならずと雖も、社傳には皇紀元年と言へり、御祭神武葉槌命、地主神甕星香々背男の霊力を封じ国土開発と邦家静諡に御稜威灼然なり
 爾来、此の地の住民大甕神社を鎮守と仰ぎ奉り各々家業に励み、天下泰平を祈念しつつ現今に及べり、斯かる創祀の古き當社なれば、大甕山上古宮の地に在りても、祭祀の厳修怠ることなし
 時移りて、江戸期藩命を蒙り、甕星香々背男の磐座上に、社殿を造営遷座せり、維時元禄八年旧暦四月九日なり、幾多の星霜を経たる今日に至るも御神徳著く赫々たり
 是れ偏に氏子崇敬者の丹誠に據るものなり