社労士試験の受験勉強をやっていて、毎日腹が立っている。

 

 それは自分自身に対してだが、覚えたと思ったところが、1周して戻ってくるとまた忘れていることに自分のバカさ加減に腹が立ってくる。「なんでこんなにお前は覚えられないのか?バカなんじゃないの?」「俺の頭よ、頼むから1回で覚えてくれよ!」と自分に怒りを覚える毎日。

 

 いろんな本でも人間の記憶とはそんなものとか書いてあるので、人間の脳はそんなものかもしれないが、頭ではわかっていても腹が立って仕方がない。

 

 今日も以前にやったところに戻ってきたら、完全に忘れている自分に腹を立て、問題集を床に投げてしまった。問題集はかわいそうに何回床に投げつけられたかわからない。

 

 記憶勝負の試験勉強は本当にしんどい。原理原則、公式さえきちんと覚えれば、問題が解けるという数学などと違って、その時その時の社会状況、予算状況などによってセオリー無しに決められている制度、金額や期間には、共通の1本筋が通った原理原則が無いので単純に覚えるしかない。何故なんて理由が無いものを覚える作業はかなりの苦痛を伴う。

 

 自分はもう社労士試験の勉強を始めてしまい、1度本試験に挑戦してしまっているので、今から途中で投げ出すのは癪に障るのでやり続けるが、今、何かの資格を取ろうと考えている人達には、自分個人的には社労士試験はお勧めしない。自分は今、どの資格に挑戦しようかなと考えている1年半前に戻るなら、社労士は選ばない。

 

もちろん何度忘れても自暴自棄にならず、根気強く覚えては忘れ、忘れては覚えの繰り返しができるという人は挑戦すべきだと思うが、自分のようにそれが向いていない人にはお勧めできない。