資格試験の勉強をやっていると、必ずそんなの無くたって生きていける、資格を持っていてもいなくても大して人生変わらないという人がいるが、こんなことを言う人は大抵は資格試験に挑戦したことがないか(簡単に取れる資格は除く)、挑戦したが成就せず途中で挫折したかのどちらかであり、自分は人生が変わるので何か一つでも資格を取るべきと断言する。

 

 人生が変わるというのは、単に就ける仕事が増えるという場合もあるが、意味が大きいのは難しい試験に挑戦し、その困難に打ち勝ち、成就させたという自信である。

 

 難関試験というのは、試験会場に受験しに辿りつけただけでも全志した人の既に半分より上の位置である。自分は以前に某難関国家資格に挑戦しようとした知人に、「試験会場にすら辿りつけない人がたくさんいる」と話すと、知人は「そんな人がいるのか、流石に受験会場にはダメもとでも行くだろう」と笑っていたが、結局、彼は試験会場にすら辿りつけなかった。こんな困難を潜り抜け合格を勝ち取れば相当な自信がつく。

 

 また、自分は今の世の中においては、もはや学歴はあまり意味を成さないと思っているが、中には学歴コンプレックスを持っている人がいるだろう。その人たちには資格取得をお勧めする。自分は某資格を持っているが、資格試験に合格してからは、なになにさんと資格名で呼ばれるようになり、学歴なんか尋ねられることが無くなった。人は他人を何らかの尺度で位置づけたがる。ゆえにその人に特段の特徴がなければ、一番明白な学歴で計り、その人の位置づけをする。しかし、資格=その人の専門性(特徴)であることが明白なため、学歴はあまり意味を成さなくなる(見なくなる)。何の特技もない、何の専門家でもない高学歴よりも何かの専門家である方が、他人にとっては興味をひき、先々自分に関係性が出るかもしれないと考えるからだ。

 

 以上のような理由から、自分に自信がなかったり、コンプレックスを持っている人こそ、資格の取得をお勧めする。

 

 資格はコンプレックスを凌駕する!