去年の誕生日に贈った 銀の指輪


気がつけば 右手の薬指からなくなってたね


うなずいてばかりの 君から笑顔が消えていることも


いつも待ち合わせた 駐車場


同じ車見かけ 覗く運転席


偶然 再び君と巡りあったとしても


やり直せない


「さよなら」


の言葉に込められた思いが


そう予感させるから



聞けなかった 選択の理由


見逃してた君のサイン 


後悔だけが 胸を締め付ける


戻れるなら 戻りたい


始まったばかりの



青く澄んだあの空の日に


「おはよう」


そういって通り過ぎる彼女に


はっきりと応えることができないまま


長い髪を目で追いかける


残された香水が彼女がここにいたことの証


だけど どこか僕のいる世界とは別の


まるでそう アリスのよう


触れることも 近づくこともできない存在


もしかしたら 鏡を割れば 君と繋がるのかもしれないけど


今を壊す勇気さえなくて 


いつまでもこのままでいることを選んだ


永遠に鏡の中にいるままの君を
















最初は他人で 擦れ違って軽く交わした何気ない挨拶 


出会いはそんなありふれたもの 


今ではどっちが先に気になってたか なんて言い合ってる


どこでもいるような いわゆる恋人同士


映画を見たり ドライブしたり 


些細なことで喧嘩して それなりにキスも重ねた


お互いに知らないところなんてないくらいなのに


その悪戯な瞳に また心を奪われてる


ありふれた出会いも 過ごした時間も


二人にはかけがえのない 特別なこと 


季節がめぐるように 


いつまでも変わらない想いで 


共に歩んでいきたい 肩の触れ合う距離で