＊名盤紹介：Edu Lobo / Sergio Mendes Presents Lobo＊

今回取り上げるのは、数多くのブラジリアン・クラシックスを生み出したシンガー・ソングライターEdu Lobo (エドゥ・ロボ) が、Sergio Mendesをプロデューサーに迎え、アメリカにて制作した70年リリース・アルバム、『Sergio Mendes Presents Lobo』です。

バックにはHermeto Pascoal, Oscar Castro Neves, Airto Moreira, Gracinha Leporaceなど、腕利きかつ豪華メンバーが集結。

Edu Loboが指揮をとりSergio Mendesがプロデュースしたオーケストラ・サウンドで自身の名曲をニュー・アレンジにて披露。説明不要の傑作ブラジリアンである「Zanzibar」、「Ponteio」、「Casa Forte」をはじめ、Lani Hall ‎とPaula Stoneとの共作による「Even Now」や「Crystal Illusions」、Hermeto Pascoalの独創的なフルートも聴きものの「Jangada」等、Edu Loboクラシックスの数々を極上アレンジで堪能できる最高の内容になっています。

中でも「Zanzibar」はSergio Mendesが翌71年にカヴァーし、それをまたカヴァーしたようなEW&Fのヴァージョンでも知られる、彼の代名詞とも言えるブラジリアン・レアグルーヴ名曲。

アースとセルメンによる素晴らしいカヴァーもリンクしておきますので、よかったら是非聴いてみて下さい。

「Zanzibar」カヴァー例 :

・Sergio Mendes & Brasil '77「Zanzibar」('71)

・Marcos Valle and Azymuth「Zanzibar」('72)

・Volker Kriegel「Zanzibar」('72)

・Earth, Wind & Fire「Zanzibar」('73)

・El Coco「Zanzibar」('75)

・Monday Michiru「Zanzibar」('13)

★Zanzibar