2022年6月1日からの再投稿になります。
(ブラッシュアップ済)
次世代のシティポップの人気もなかなか盛り上がってきていますが、今さらタイトルを変える気もないので70〜80年代の作品にフォーカスしてシリーズ4に突入。
今回は王道から(やや)ハズれた感もありますが、そのぶん洋楽感が増した作品がエントリーしています。中でもとりわけ聴きやすい5曲をレコメンドいたします。
①佐藤博 - Eight Days A Week (84年)
84年リリース『Sailing Blaster』に収録されたビートルズのカヴァー曲。シンセも積極的に取り入れたなファンクナンバーになっているので気が付かない人も多いのでは。もう一曲「I Feel Fine」も演っていて、ビートルズへの敬愛ぶりがうかがえます。全体的にファンクやブルース色が強いアルバムですが、他にもレゲエ調の「Shine Forever」やバレアリックな「Sailing Blaster」など、今聴いてもイケてるナンバーが収録されています。
②坂本龍一&カクトウギ・セッション
- カクトウギ のテーマ (79年)
79年に発表された"カクトウギ・セッション"名義による『Summer Nerves』収録のディスコ・ナンバー。バックコーラスには矢野顕子、吉田美奈子、そしてOrquesta Del Solの創始者、ペッカーこと橋田正人や高橋幸宏、松武秀樹etc.が参加。
③Marlene - I'm Glad To Be Back (85年)
当時日本で活動していたフィリピンの歌姫。ジャズシンガーらしく、さすがの歌唱力です。この曲はロールしていくいくようなドラムブレイクから始まるナイスな2ステッパーで、個人的にオールタイム・フェイヴァリット。
④今頃君は - サディスティックス (77年)
サディスティック・ミカ・バンド解散後の1枚目となる『Sadistics』に収録。メンバーは高橋幸宏(ドラムス)、高中正義(ギター)、後藤次利(ベース)、今井裕(キーボード)で、ゲスト・ボーカリストとして、タンタン(大空はるみ)、Rajie(ラジ)、桑名晴子、Alex Easleyなどがクレジットされています。この曲はフリーソウルな耳で聴けるナンバーで時代の気分にもフィットするのではと思います。
コチラはもう再評価済みですね
⑤中山美穂 - Virgin Eyes (89年)
ラストはPOPに。
製作陣は本人が好きだった杏里チーム。
ベースには青木智仁で、どうしても角松敏生さまの影がチラつきます(笑)が、さすがの都会的サウンドに仕上がっています。
もちろん作曲は杏里!!
それにしても、サディスティックスのジャケはRoxy Musicへの偏愛ぶりも感じられていて、今回のベスト・ジャケで・・SHOW。
それでは今月も変わらずよろしくお願いいたします☆