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患者の苦痛とQOL③
・がん患者さんは診断時からさまざまな苦痛を
抱えており、すべての治療段階において
緩和ケアが必要です。
・しかし、がんは手術やがん薬物療法などの
治療期を除けば、比較的通常通りの生活を
送ることが可能な疾患でもあります。
・がん患者さんでは、死亡前6カ月から2週間の
終末期に多くの症状が出現し、日常生活動作
(ADL)も低下します。
・終末期は、緩和ケアによる支援が最も必要と
なる時期です。
・がんは痛みの出現によって診断されることが
多く、痛みは最も早期から出現する症状の
一つです。
・しかし、その他の症状は死亡前30日ごろから
急速に頻度が高まります。
・死亡前2週間では、全体の70〜80%の
患者さんは移動が可能であり、多くが食事や
水分摂取なども可能です。
・これらの日常生活動作は死亡前10日以内に
なると急速に障害され、死亡前には意識
レベルの低下や寝たきりとなったりする
ことが多くなります。
・精神面では、キュープラ=ロスが死にゆく
過程の心理変化を示しています。
・ロスは、がん患者さんが死から逃れられ
ないことを知らされたときの受容過程を、
衝撃から、否認、怒り、取引き、抑うつ、
受容といった段階で示しました。
・もちろん、すべての患者さんが
このプロセスにあてはまるわけではない
のですが、患者さんの心理反応を理解する
うえでは参考になります。
参考資料
緩和ケア
メディカ出版
次回
"緩和ケア
生命を脅かす疾患を抱える
患者の苦痛とQOL④
望ましい死とは何か"
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。


