久しぶりのクライアントさんから連絡があった。
彼女とはもうずいぶんお会いしていなかった。
それがいきなり、チャネリングのレッスンを申し込まれた。
久しぶりの嬉しさと、唐突な申し込みに驚きながらメールの返信をした。
一年前、彼女は結婚を前提にお付き合いしている方との関係や、
自分の体調不良の原因などについてのリーディングのお申し込みが多かった。
セッションを重ねる中で気づきを重ねられ、回数ごとに成長されて、
結果めでたくゴールインされていた。
幸せにお暮らしだろうと、その後のお話を聞くこともかねてまずはお会いすることにした。
お会いしてすぐ、彼女のだんな様が突然死されていたことを聞かされた。
彼女のレッスンの唐突な申し込みの理由は、そのだんな様との会話を可能にしたい
という心からの願いだった。
信仰している神様や、守護神と話したいという理由はあっても、
さすがに、ついこの前亡くなられた方との会話がしたい、というのは初めてだった。
何とか可能にして差し上げたい。
エネルギーをリーディングすると、心身ともにかなり疲弊されている。
彼女の回復を待って、再度エネルギーチェックして大丈夫ならお受けしましょう、
そういってお帰りいただいた。
傷みを抱えた彼女の体と心。。。
高次の存在とのコンタクトは、思う以上にエネルギーに負担がかかる。
けれども彼女の思いは切実だ。
それはそうだろう。
結婚まもなくして、最愛の人が突然亡くなったのだ。
何がなんだかよくわからないまま、彼女は未亡人になってしまったのだから。
聞けるものなら、聞きたいことがたくさんあるだろう。。。
霊媒師にでも依頼すれば、もっと手軽に彼の声は聞けたかもしれない。
でも、彼女は自分で会話することを選んだ。
夢の中ではっきりと見た、
「抱きしめてあげられなくてごめんね」
というメッセージ。
どうしても自分で確かめたいことが、彼女にはあるのだ。
数週間後、だいぶ回復した彼女との、
ちょっぴりハードで、繊細なエネルギーのレッスンが始まった。
つづく