今回、親鸞会館での御法話で、台湾からの留学生を学生から紹介してもらいました。
台湾南部の高雄という所の学生でした。
2~7歳まで日本にいて、4年前日本に留学に来て、今は大学の修士課程2年生とのことです。
その学生には従兄がいたのですが、3年前に自殺したとのことでした。
それをきっかけに、人生について考えるようになったようです。
「従兄の方は、そんなに生活などが苦しかったんですか?」
と尋ねると、
「いえ、そうではなかったと思います。
私と従兄は話があい、気持ちが分るんです。
だからきっと自分の生きる意味が分らず、悩んで自殺したと思うんです。」
と言っていました。
そして、
「うちは菩薩や神を信仰していて、何度も救われました。
しかし、それでも、どうしても解けない悩みがずっとあるんです。
それは、『人はどこから来て死ねばどこに行くのかハッキリしない心』」
と言っていたのが、印象深く残っています。
11月の親鸞会館での親鸞聖人報恩講にも参詣すると言っていました。
実家は、高雄講堂の近くとのことなので、
報恩講の時には、是非台湾の法友も紹介するね、と約束しました。