はいどうも!石人です!!

 

毎年のことながら、今年もブログ更新の時期がやってまいりました!!

ここ最近はずっとスプラ2にはまってしまって、先程も9時間ほどガチマとナワバリバトルを行ったり来たりしておりました!

 

(そういえば去年はマリメのコース作成してたんだっけ…。すっかり忘れてた)

 

だって、本当はもっと早く更新したかったのに、仕事が急に馬鹿忙しくなってしまったから…(言い訳)

 

ようやく仕事納めになったので、毎年恒例の(これしかもう書いてないけど)ジャンプ新連載ランキング2017年版を発表いたします!

 

注意:同点でも同率同順位の漫画もあれば、順位が別な漫画もあります。
 

 

1位 ぼくたちは勉強ができない 8点

2位 Dr.Stone         8点
3位 ROBOT×LASERBEAM    6点

4位 トマトイプーのリコピン   6点

5位 シューダン!       5点

6位 クロスアカウント     5点

7位 U19           4点
8位 ポロの留学記       3点

9位 フルドライブ       3点
10位 ゴーレムハーツ      3点

11位 腹ペコのマリー      2点

 

 

それでは、講評に移ります。

1位 ぼくたちは勉強ができない 8点

 

多感な受験生達が繰り広げる青春ラブコメ。
序盤は巨乳理系と対等な扱いのメインヒロインとなるはずだった文系の人気が出ず、連載3話の時点で打ち切り間近と思われたものの、すぐさま体育会系ヒロインのうるかを投入して人気を獲得。
その後、理系とうるかで安定した人気を獲得しつつ、キャラが立たない文系は師匠ポジとして他のヒロインをサポートする役割に。
さらに先生や予備校生といった新キャラまで投入して脇を固めつつ、(というか先生の人気はメインヒロイン以上になってしまったという誤算)キャラ立ちの遅かった文系もエピソードを交えつつメイン格に再昇格。
今ではまとめサイトで毎回「神回!」との支持を得られるほどの盤石な布陣を築くまでに至った。
今年はだいぶエンタメに割り振った感があるので、核心に迫る展開というのは来年以降になるのだろうが、今後も含めて期待したい。

 


2位 Dr.Stone 8点

 

現代から突如3,000年後の石世界へ巻き込まれた科学使いの千空を中心としたSF漫画。
序盤は千空の親友の大樹(脳筋)と杠(大樹の恋人)の3人が霊長類最強の司と対峙する展開が続いたが、その後、千空が村に着いてからは彼と村の住民を中心とした科学パートメインの話に切り替わる。
正直、千空と大樹のエピソードや、村でのスイカやあさぎりゲンとのエピソードなんかは素直に熱いと思えたんだけど、それに至るまでの科学パートがとにかく長い。冗長。
多分、原作者の方はアンチに突っ込まれないように相当丁寧に話を組み上げたと思うんだけど、その分展開が間延びしたのが個人的には痛かった。
序盤だけだったら9点付けても良かったのだが、村編はちょっと長すぎたかな。

 

 

3位 ROBOT×LASERBEAM    6点

 

黒子のバスケの作者が贈る本格ゴルフ漫画。
正確無比なスーパーショットが武器の主人公ロボと強豪校のライバル達が熱い試合を繰り広げる高校ゴルフ漫画として期待していたのだが、早々と高校ゴルフ編を終えてプロ編に突入。
黒子に比べるとだいぶリアル寄り(スーパーショットとかは漫画的だが)で、その分ライバルや先輩たちのキャラが立ちづらかったのが伸び悩んだ原因かと思う。
序盤から今に至るまでヒロインも出さなかったし、男だけの戦いで少年漫画は成立しないという悪い意味での見本になってしまったような感がある。
少なくとも、黒子の序盤は少年漫画ベースを守っていたから、まだ読めたんだけど…。
巻頭カラー回のチップインバーディは素直に熱くなれたが、正直それだけ。点だけで熱くなっても線として繋がらなければ連載としては意味がない。
来年以降も細々と続くんだろうけど、今後の展開を期待するのは、ちょっと難しいかな…。
巻頭カラー獲得しなければ5点付けてた。

 


4位 トマトイプーのリコピン 6点

 

約4年間の連載を終えた磯兵衛の後を継いで巻末ポジに収まった、ファンシータッチのギャグ漫画。

いきなり最初から森友学園とかの時事ネタを投入しているから、本当に賞味期限は今だけに絞っているのだろう。
序盤3話辺りに比べたら勢いがだいぶ落ち着いてきたが、ネタ切れという程落ちてもいないのでそれなりに読める。

個人的にはガチャ回やブラック企業回が割と良かったと思う。
磯兵衛のように息の長い漫画になるかどうかは今後次第。

来年以降、どう展開に色を付けられるかが課題。

 

 

5位 シューダン! 5点

 

「背筋をピン!と」を完結させた作者がわずか3か月で新連載。

ジャンプでは鬼門となっているサッカー漫画だが、残念ながら今回もそのジンクスを破るには至らなかった。

まず一つ。ヒロインポジのはずのナナセが主人公のソウシやロクのキャラが立たないうちに大活躍してしまい、多数の読者に「いや、ナナセがかわいくてセンスがあるのは分かるんだけど、この作品の主人公って誰?少年漫画って何??」という疑問を抱かせてしまったのがまずかった。
少女が少年以上に活躍してしまったら、もはやそれは少年漫画ではない。

女子が主人公の少年漫画もあることはあるが、少なくともスポーツが題材の漫画ではやるべきではない。少なくともアンケ至上主義のジャンプでは。

腐女子層を最初から狙い過ぎて伸び悩んだロボレザとはまた違った角度から、少年漫画とは何かというテーマを考えさせてくれた。

さらにもう一つ。序盤の敵ポジであるはずの鴨志田の不快感がまずすぎた上に、エピソードまで投入してロクやソウシよりも先にキャラが立ってしまったのが痛かった。
ライバルを掘り下げる前に、まずロクとソウシを何とかしろよ!!と(笑)

結局、メイン男キャラのロクとソウシにスポットが当たったのが10話以降。
もはや何もかもが遅すぎた。

現在の高校編を見る限り、あと数話で終わりそうな気配。
いつになったらジャンプでキャプテン翼以来の人気サッカー漫画が生まれるのだろうか…。俺の生きている間にはお目にかかれそうにないな。

 

 

6位 クロスアカウント 5点

 

SNSをテーマに、アイドルとオタクと高校生活を絡めたラブコメ漫画。

前作「TOKYO WONDER BOYS(東京湾)」は当ブログ2014年ランキングで1点という不名誉な点数を獲得した。

今回もおそらく長続きしないだろうな…と思っていたが、ここ最近は普通に面白くなってきた。

序盤は変顔や消火器で殴るなどの不快要素が突っ込まれたものの、2話目以降は極力不快要素を減らしてとにかく普通、普通、普通に徹したような感がある。

もともと前作からヒロインの可愛さは評価されていたので、今作はそれを最大限に生かした結果、いたって普通の無味乾燥な漫画になってしまった。

だけど、この際、これでいいと思えるぐらいには連載続けられたと思う。

ラブコメ枠の僕勉やゆらぎ荘と比べたらアピールポイントが皆無だが、正直相手が悪かったとしか言いようがない。

恐らく残り数話で終了かと思ったが、ここにきてフルドライブとゴーレムハーツが打ち切り枠に加わってきたから、もしかしたらもう1期続くかもしれない。もしかしたらだけど。

 

 

7位 U19 4点

 

 

大人党の謀略に抵抗する組織「ガレキ」の子供たちの戦いを描いたジュブナイル漫画。

…のはずだったんだけど、どうもガレキ側の子供(一応高校生)が小学生かと思えるぐらい子供じみていていて、見てて全く共感できなかった。

それも俺のようなおっさんが共感できないんならともかく、メインターゲットである少年層にすら見限られていたというんだから呆れてものが言えない。

逆に、対立している大人たちが魅力的に描かれていたのがなんとも皮肉だった。

大人党党首の四季大和総理なんか、ここ最近のジャンプ漫画の敵役としてはトップクラスなぐらいに魅力的だった。

特に、総理登場回に至ってはガレキの子供と違って特殊能力(リビドー)を持たないのに知略で解決したり、一般兵に対しても気遣いを見せたりと底知れぬ大物感を見せつけた。

その後すぐにクズキャラに落とされたものの、この1回だけでもインパクトを作れたのが最下位脱出に繋がった。

序盤で1話にまとめられた内容に3話以上使ったり、健康優良児だから能力発動で化け物になるとか突っ込みどころ満載の漫画だったが、今となってはネタ要素としてそれなりに楽しめたから良かった(笑)

 

 

8位 ポロの留学記 3点

 

 

魔界の王子ポロが現代の高校生活を送るコメディ漫画。

印象としては、うーん、無味乾燥というかなんというか。

とにかく無難で展開の起伏にも乏しい。

それでいてヒロインポジのキャラが「子供孕ませろ!」とかきわどい言葉で叫ぶのが見ていられなかった。(一応許嫁という設定だが)

さらに、途中で出てきた陰陽師が一人で魔界征服できそうなぐらいに強大(その前に出てきた神よりもさらに強いという設定)なのも無茶苦茶だった。

ポロ以外の主要キャラが子供になってしまった回とかは割と面白かったので、無理にバトル展開とかに持ち込まない題材にすればもう少し長続きしたのかな…。

 

 

9位 フルドライブ 3点

 

 

現在連載中の卓球漫画。

卓球とは思えないレベルの試合描写は迫力があって1話目から話題になったものの、正直、9話の今に至るまでほぼ全てバトル、バトル、バトルだけの単調な展開が続いてしまった。

主人公もヒロインもライバルも全員キャラ立ち不足なのに、バトルだけ繰り返してもいずれ飽きられる。

そもそも、俺自身、主要キャラの名前覚えてない(笑)

クロアカ、青春といった打ち切り候補の漫画があるにもかかわらず、それらよりさらに下のラインに掲載順落とされたということは、まあ、そういうことかな。

 

 

10位 ゴーレムハーツ 3点

 

 

ゴーレムとして生み出された少年が、大好きなマスターに憧れて魔導学師(ゴーレム使い)を目指す王道少年漫画。

1~3話までの展開は「あ、こりゃ失敗したな」というぐらい物足りなかった。

展開的に死にそうだったマスターが生き延びてしまったのもそうだったし、師匠のエイルもガサツ過ぎて魅力があるとは言い切れない。

いきなり5話以降で4年飛ばしていきなり試験…という展開に持ってったけど、正直、2話目でいきなり試験をやったブラクロぐらい思い切ったことをやってたらまた違ってたのかな…という気がする。

今週の3人合格させるエピソードは悪くなかったが、「悪くない」という評価ではジャンプで長続きしないということは、過去の打ち切り漫画を見ればよく分かる。

 

 

11位 腹ペコのマリー 2点

 

 

初連載からいきなり「べるぜバブ」で当てた作者の2作目。

だいぶ期待されたものの、結果的には設定、キャラ、展開の全てにおいて中途半端だった。

去年「君の名は。」で流行った男女入れ替わり設定も生かせなかったし、マリーの腹ペコ設定も本当に必要だったか分からないぐらいにストーリーの邪魔をしてた。

なにより、10~15話あたりの女学園編なんて、女学園なのにいきなり男同士の不良バトルが勃発したものだから、作者が連載放棄したんじゃないかと思えるぐらい全てが破綻、崩壊してしまってた。

それでもU19やポロが先に打ち切られた関係上、無理やりにでも続けなければいけなかったのが猶更痛々しさを感じさせていたものだが、20話以降のデート等の展開はそれほど悪くなかった。

惜しむらくは、安易に流行に乗らず、無理のない展開を作れていたら、今でも連載できていただろうに…。

15話ぐらいまでは2014年度の東京湾と同じ1点を付ける予定にしていたが、その後多少持ち直した感があったので1点プラス。

だけど、前作をヒットさせた作者の2作目としては最低レベルの作品だった。

前作にそれ程思い入れのない俺からすれば、「まあ、こんなもんでしょ」という感じ。

 

 

 

 

 

 

 

…というわけで、2017年度のジャンプ新連載ランキングの講評を終えさせていただきます。

 

 

 

あくまで2017年12月時点でのランキングなんで、連載中の作品であれば今後どのように変わるかはわかりません。

人気を獲得している漫画が失速することもあれば、打ち切り間近の漫画が奇跡的に復活することだってあるのです。

 

 

だって、まさか去年のランキングで9位(5点)だった青春兵器が連載1年超えてしまうなんて、あの当時の俺には全く予想できなかったから…。まだあの当時はハチが登場して間もない時期だったから…(言い訳)

 

そのうえ、今年の1月ごろにあっさり終わってしまったデモンズプランとオレゴラッソに6点付けてしまうという始末。

1月まで考慮すれば、たぶん3点か4点付けてたと思うけど、まあ今更だよね。

でも、12月までは個人的に期待してたんだよ…。特にデモンズなんて1話の出来が良かったからなぁ…。

 

 

反省はともかく、2018年以降も新連載ランキングを続けていきたいと思いますので、年単位での更新にはなりますが、今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

あともう一つ。

ジャンプ+の連載に関しては本誌と違って数作品しか読んでないので、レビューとかは特に載せる予定はないのですが、本日最終話を迎えた「彼方のアストラ」に関しては、本誌の連載作品を含めても近年トップクラスの名作だと思います。

純粋なSF冒険ものとしても素晴らしい出来だと思ってたのに、今年に入ってから怒涛の伏線回収とどんでん返しに毎回「やられた!」という気分にさせられました。

興味がある方はぜひ。

 

 

それでは、また次回!(来年??)