カメハメハ産駒・ベルベットロードに注目…日高・胆振地区馬体検査

 日高・胆振地区の産地馬体検査が22日、北海道浦河町のBTC軽種馬育成調教場でスタート。約150頭の2歳馬が受検し、今年から産駒がデビューするキングカメハメハの子供に注目が集まった。

 現役時代の父は、NHKマイルC、ダービーの変則2冠を制覇。故障で3歳秋に引退したが、初年度から245頭の種付けを集める人気ぶりだった。この日は7頭が受検し、半姉にビーナスライン(06年函館スプリントS制覇)を持つベルベットロード(牡2歳、美浦・堀厩舎、母ホクトペンダント)が印象に残った。

 鮮やかな栗毛で、肩から胸前にかけてメリハリのある筋肉が目立つ。馬体重は503キロと大柄で、終始落ち着いていた。育成先の吉沢ステーブルの廣島剛場長は「前向きな気性で、この馬は姉より距離の融通が利きそう。現在は15―15(1ハロン15秒程度の調教)を楽に出しているぐらいで、秋にはデビューできると思う」と期待を膨らませていた。

(スポーツ報知)