千恵は兄広瀬と選抜を見にきていた、兄の同期の荒木が関西の大学に通っていて、同期で集まろうと言う話がえあり、千恵は日帰りで着いてきたのだった

荒木:広瀬よく来たな、久しぶり、千恵ちゃんも久しぶり

広瀬:おう、久しぶり、他のやつは甲子園にはこないのかあ?

荒木:他の連中は練習休めないから、夜だけ来るそうだ。千恵ちゃん野球部のマネージャーやってるんだって?

千恵:荒木さん久しぶりです。お元気そうで、はい、マネージャーやらせてもらってます。荒木さんもいよいよベンチ入りだそうで頑張ってください

なんて話をしながら、甲子園に入る

広瀬:第一試合は郡山さんがきっちり勝ったみたいだな、これから第二試合か

新幹線で当日に来たので、第二試合から観戦です

で第二試合は

明石北さんが海鳥さんに12対0となりました

千恵:どちらの学校もあまり交流がないので始めてみたけど、明石北さんの投手すごいわ、小松さんはそんなに調子が良いように見えなかったけど、要所を占めた感じでランナーを出しても失点しない素晴らしいピッチングだったは、そしてリリーフの笹原くんはパーフェクトリリーフ、まさに完璧だったは

どうやら12点の得点よりも投手に感動したようだ。実際サウスポーから右のアンダースローへの継投が完璧に決まった試合でした

そして第三試合は馬見ヶ崎さん対福北さん

少し馬見ヶ崎さんが有利という下馬表ですが福北さんも3期連続で福岡を制している強豪、好試合が期待できます

結果は16対4で馬見ヶ崎さんが勝利しました

広瀬:千恵、気をつけて帰れよ

千恵:兄貴も調子に乗って飲みすぎないでね、荒木先輩、兄がご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします

荒木:千恵ちゃんも来ればよかったのに、残念。広瀬のことは任せなさい

なんて話をして別れました

帰りの新幹線にて

千恵:馬見ヶ崎さんとは練習試合をしてもらっているけど、相変わらずの素晴らしい連打ね、福北さんの投手も悪くなかったのに、うちの投手がいつも打ち込まれるわけね。畳み掛けるというのはまさに今日の試合のことね

あと、フォアボールを7つも選んでいたけど、あれ作戦かしら、そして盗塁も4つ、隙が本当にないはね。

どうやら馬見ヶ崎さんの攻撃を気に入ったようだ

やっぱりうちの高校まだまだね、帰ったら練習増やすように監督に言おうかな!

練習している選手たち:なんか今日寒くないか?春だというのになぜか悪寒がするんだけど

練習メニューの見直しがされそうです

ではでは