本作品は、2011年製作のアメリカ映画。

心に大きな傷を負ってしまった少年の再生物語。トム・ハンクストとサンドラ・ブロックが脇を固める。

そのストーリーは以下の通り。


ファインダーの向こう側-ものすごく


ものすごく聡明な9歳の少年オスカー・シェル(トーマス・ホーン)は、父親トーマス・シェル(トム・ハンクス)が大好きだった。
トーマスは、息子オスカーの好奇心を満たすため、探偵ごっこなど、遊びを通じていろんなことを学ばせるような賢い父親だった。オスカーは、そんな父親を尊敬しており、親友的な存在でもあった。その分、オスカーと母親(サンドラ・ブロック)との折り合いは悪かった。


2001年9月11日、父親トーマスは、会議に出席するためワールドトレードセンターに行って、アメリカ同時多発テロ事件に巻き込まれる。

そのとき、たまたま自宅にいたオスカーは、テレビに映る航空機のビル攻撃を目撃して恐ろしくなり、電話が鳴っても出ることができなかった。
そして、ついにビルが崩壊しトーマスは亡くなってしまうが、彼は息子のために留守電メッセージを6件残していた。


ある日、父親の部屋に入ったオスカーは、花瓶の中から、見たことのない1本の鍵と赤いペンで書かれた「ブラック」という文字を発見する。
これを父の遺したメッセージであると判断した彼は、ブラックが誰かの名前であると当たりをつけ、週末を利用してニューヨーク中の「ブラック」姓を持つ人物を片っ端から訪問する計画を立てた。

それは、母親に隠れての謎解きの旅であったが…。


果たして、オスカーは、鍵の謎を解くことができるのか。
彼は父親の死を受け入れ、母親との関係を修復できるのか。
評価は★★★★★