入院中の過ごし方


久しぶりに当時の日記を読み返しています。

やはりなにが一番困るかというと、「時間を持て余す」ということ。

基本的に朝の6〜7時に起き、消灯の21〜22時までは投薬や検査がなければ自由時間です。


白血病やリンパ腫の入院治療にはおよそ半年ほどかかることが多いようです。

そこには血液の病気ならではの理由があります。


 ​なぜ半年もかかるのか

先に書いたように、とにかく入院が長くなる病気です。

なぜかというと、

投薬→血球減少→回復→投薬…

という形で治療を行うため、自身の免疫力を回復させるターンが2〜3週間発生します。

たとえ投薬は3日間でも、血球が少ない段階から次の投薬ができるまでに体の防御力を上げていくにはかなりの日数を要します。

その間がとにかく暇なんです。長くなってしまいましたが、そういうお話です。



 入院中の過ごし方(本編)

前置きが長くなりました。入院中の過ごし方の話です。

ここ、院内Wi-Fiの有無でかなり変わってきますが、私の病院はあったのでその体で進めます。

  • 映画鑑賞
定番かもしれません。とにかく時間だけはありますし、今はあらゆる配信サービスがありますから、これを機に気になっていた映画を一気観、というのもありですね。ノートパソコンやタブレット端末があるといいですね。私は先月気になっていたアニメを一気観しました。
  • ゲーム
PSPやDSなど、家に眠っているレトロゲームを活用するチャンスです。
派手なゲームは操作音がうるさく大部屋では迷惑になるので、ポチポチできるRPG系をやっていました。
まあそれでも持ち込んでやかましくゲームをしている人もいましたが……。そのあたりはマナーと良心の問題ですね。
  • 読書
好きな人にとっては最高の環境かもしれません。私は好きではないので何も書けません。
  • スポーツ観戦
ちょうど冬に入院したため私の好きなプロ野球はオフシーズンで、その代わり大相撲を初めて観てハマってしまいました。
今も野球と相撲は欠かさず観ています。
  • 勉強
これは…人と体調によると言うにとどめておきます。元気であれば貴重な勉強時間にも活用できますね。


もちろん前回、前々回で紹介した副作用と戦いながらなので、熱で寝込む時間ももちろんあったりします。
気分が落ち込んだり、何もやる気が起きない時もあります。そういうときは迷わず医療者や周りの人に相談してください。

それでも基本は時価が余って余って仕方がないです。貴重な時間が勿体無い。そう焦ってしまう人も多いと思います。
私もそうでした。ですが、まずは病気を治しましょう。その後のことを考えることが、今できる最大の準備です。


次回、再発編へ続く…