わが家にいた時のみるく
昨年のクリスマスに
『肝臓に腫瘍があるとの事で
検査を始めました』
と
里親さまからご連絡をいただきました
みるく自身が選んだ
おふたり暮らしの
60代のご夫婦が里親さまです
まだ里親募集をしていた時
今の里親さまからお申込みがある前に
20代の動物病院看護士さんからも
お申込みをいただき
婚約者さま同伴で
お見合いも済ませていました
動物病院看護士というご職業もあり
保護主の私の気持ちは
そちらの方に譲渡をと
半ば決めておりました
ところが後日
60代ご夫婦のお見合いの時
みるく自身が
今の里親さまを選んだのでした
それはそれはとても甘えて
お腹まで出して…
動物病院看護士さんとのお見合いの時は
よそよそしい態度だったのに
まるで別ネコ!?…という感じでした
もうこれは
60代ご夫婦に
ぜひ里親になっていただくしかない
かくして
みるくはこのご夫婦のお家の子となり
約半年が過ぎた頃
肝臓の腫瘍が見つかりました
血液凝固が弱いため
細胞片採取の検査ができず
1月の終わり
手術に向けて3日間の検査入院
良性か悪性かは
切除した腫瘍を
細胞検査しないとわからない
検査後でお腹が禿げています
腫瘍摘出手術のため5日間の入院
2月9日手術
肝臓の1/3を切除
検査時の見込みを上回る
1.3〜1.5倍分の切除になったそうです
そして
2月16日無事退院
細胞検査結果は
〝悪性〟だったそうです
術後
ママさんからお手紙が届きました
お手紙の一部をご紹介させてください
腫瘍が大きかったわりには
今のところ転移が見られないので
まだまだ みるくとの楽しい生活が
続くと信じています
退院の日
嬉しいはずの日が一気に暗い気持ちになり
帰り道みるくを乗せた車の中では
夫がため息をつき
『悪性かぁー』とつぶやき
私は暗かったせいなのか
動揺していたのか
道を間違いそうになりました
鳴いている みるくを2人で
『大丈夫だよ、大丈夫だよ』
と声をかけていましたが
自分自身に大丈夫、大丈夫と
言っていたのかもしれませんね
私たちにとって
みるくは可愛く愛おしい
かけがえのない家族です
エリカラがやっと取れて毛繕いする みるく
みるくを
大切に大切に育ててくださっている
里親さま
譲渡してまだ半年ほどで
大病が発覚したにもかかわらず
本当に愛情をもって
みるくの病気と
向き合ってくださっています
うまく言葉にならない感謝の気持ちを
ただただ伝えることしか
私にはできませんが
里親さまご夫婦と愛娘みるくの
幸せな生活が
穏やかに続きますように
心から願うばかりです