【初めての方は、事前にこちらをお読みください】
相続税、贈与税についてもそれぞれ大きな見直しが行わ
れる予定です。
7)相続税の基礎控除額の引き下げ
相続税の計算では、相続税の課税価格が基礎控除額を
超える場合に課税されますが、平成23年4月1日以後の
相続により取得する財産に係る相続税については、基礎
控除額が引き下げられる見込みです。
| 現行 | 改正後(平成23年4月1日~) |
| 5,000万円+法定相続人の数×1,000万円 | 3,000万円+法定相続人の数×600万円 |
8)相続税の最高税率の引き上げ
現行50%の最高税率を55%に引き上げた上で、税率構
造そのものについても見直しが行われる予定です。
| 現行 | 改正後(平成23年4月1日~) | ||
| 1,000万円以下の金額 | 10% | 1,000万円以下の金額 | 10% |
| 3,000万円以下の金額 | 15% | 3,000万円以下の金額 | 15% |
| 5,000万円以下の金額 | 20% | 5,000万円以下の金額 | 20% |
| 1億円以下の金額 | 30% | 1億円以下の金額 | 30% |
| 3億円以下の金額 | 40% | 2億円以下の金額 | 40% |
| - | 3億円以下の金額 | 45% | |
| 3億円超の金額 | 50% | 6億円以下の金額 | 50% |
| - | 6億円超の金額 | 55% | |
※控除額については割愛
9)贈与税の税率構造の見直し
相続時精算課税制度の対象とならない贈与財産について、
率構造の見直しがされる予定です。「20歳以上の人が直系
尊属から贈与を受けた財産に係る贈与税」については税率
が緩和されており、高齢者からの生前の財産移転について
の税負担が軽減されることになります。
| 現行 | 改正後 | ||||
| (右記以外) | (20歳以上の者が直系尊属から受けた贈与財産に係るもの) | ||||
| 区分 | 税率 | 区分 | 税率 | 区分 | 税率 |
| 200万円以下の金額 | 10% | 200万円以下の金額 | 10% | 200万円以下の金額 | 10% |
| 300万円以下の金額 | 15% | 300万円以下の金額 | 15% | 400万円以下の金額 | 15% |
| 400万円以下の金額 | 20% | 400万円以下の金額 | 20% | 600万円以下の金額 | 20% |
| 600万円以下の金額 | 30% | 600万円以下の金額 | 30% | 1,000万円以下の金額 | 30% |
| 1,000万円以下の金額 | 40% | 1,000万円以下の金額 | 40% | 1,500万円以下の金額 | 40% |
| - | 1,500万円以下の金額 | 45% | 3,000万円以下の金額 | 45% | |
| 1,000万円超の金額 | 50% | 3,000万円以下の金額 | 50% | 4,500万円以下の金額 | 50% |
| - | 3,000万円超の金額 | 55% | 4,500万円超の金額 | 55% | |
※控除額については割愛
続税や贈与税に関する改正は、相続対策への影響はもちろん
ですが、住宅取得の際の資金計画と無関係ではありません。
住宅取得に際して親等からの贈与を受ける予定がある場合に
は、これまで以上に、あらゆる角度から最適な方法を検討して
いく必要が出てきます。
また、改正前であれば相続税の対象にならなかった人が今回
の改正によって相続税の対象になるケースがあるのはもちろん
のこと、これまでの税制に準じて着実に相続対策を行ってきた
人も見直しが必要になるでしょう。
いずれにしろ、今回の改正は要注意。
正式決定前であっても、あらかじめ目を通しておくことをオスス
メします。
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