え~、読者のみなさん、
・応援の声等々ありがとうございます!
そしていつもコメントを
頂いている方々に感謝いたします!
(個々にお返事できず申し訳ありません)
今回はスペシャル記事としまして、
『なぜ 書籍化に至ったのか?そのわけは?』と題しまして、
2月に刊行された書籍「田代島ねこ便り」の、
編集を担当してくださった実業之日本社さんの
「滝広 美和子さん」へのインタビュー記事を
掲載したいと思います。
滝広さんは 、
漫画出版の編集者で
数々のヒット作を手がけている名編集者です。
有名なところでは、2016年に映画化された、
名作「猫なんかよんでもこない」
や アニメ化され現在も大ヒット中の
「ねこねこ日本史」などの
編集を担当されています。
そんな滝広さんに、
「ねこ太郎(ヒト)」が
全11問のインタビューをさせて頂きました!!
では、
どうぞ!
ねこ太郎:Q1.
まず、
滝広さんが ブログ「田代島便り」を
知った経緯をお教えください。
滝広さん(以下敬称略):A1
「田代島便り」を知ったきっかけは、
弊社にいた女性スタッフに借りた同人誌版です。
ねこ太郎やほくろちゃんなど、
メインキャラクターが強烈に立っている、
ギャグにキレがあるのが印象的でした。
偉そうだぞ閣下!
ねこ太郎:Q.2
ブログ「田代島便り」の読者さんからは、
「ねこ太郎や登場猫たちの表情の面白さ」
や「セリフと表情のマッチ具合」
などを評価されることが
ありますが、そういった点は
滝広さんの目からみて
どのように感じますか?
滝広:A2
ねこ太郎たちの表情は、
「よくこんな瞬間を撮れたな~」と
感心するほど豊かですよね。
とくに巻き舌になっている、
ねこ太郎の変顔などは
いったい何枚連写したら、
こんな写真が撮れるのか・・・!?
と思っていたら、
動画をキャプチャーしたものだと知って驚きました。
かわいい顔も素敵ですが、
邪悪な顔にブラックなセリフを
言わせるテクニックは
ねこ太郎さん(ヒト)ならではの
魅力だと思います。
ねこ太郎:Q3.
これまで 滝広さんは、
実績のある猫マンガ家である「杉作先生」や
「そにしけんじ先生」な どの編集を手がけて
「猫なんかよんでもこない」や
「ねこねこ日本史」などの
大ヒット作を生み 出してきましたが、
今回 「全く実績のない無名ブロガー」である
「ねこ太郎(ヒト)」の猫マンガを
書籍化するに あたって
迷いはありませんでしたか?
滝広:A3
作家さんが有名か無名かということは、
あまり重視していません。
マンガは「面白いかどうか」が
一番大切なことなので、
決め手としては
いままでにない
面白いキャラクター、
面白いセリフ、面白い設定を
「田代島便り」がもっていたからに
他なりません。
↑偉そうだぞ閣下!↓
ねこ太郎:Q4.
編集部の企画会議にかけた際の
編集部の方々の反応を詳しくお教えください。
滝広:A4
写真マンガというものが
初めての経験だったので、
最初に会議に出したときは
編集部も販売部も
とまどっていました(笑)。
読んでみると、
この作品の
毒っぽさ(表情やセリフ)が
クセになると評判でした。
特にエレナさんの「スポーツの秋」の回は
(編集部に)ウケていました。
(↓「スポーツの秋」より一部抜粋↓)
この回は 猫写真マンガ界のカリスマ
「URAEVO」さんに「職人技だ!」と
絶賛された回でもあります
(↑全編は書籍にてぜひ↑)
ねこ太郎:Q5.
書籍化するにあたって
どんな本にしたいと思いましたか?
( こだわった点などがあれば
それもお教えください)
滝広:A5
ブログ読者さんにも満足してもらえるように
ブログに載っていない描き下ろしマンガや
写真、コラムページを充実させたいと
思っていました。
そのぶん、
ねこ太郎さん(ヒト)には
大変ご苦労をおかけしましたが、
「田代島便り」ファンの方にとって
大満足の一冊になっていると思います!
ねこ太郎:Q.6
滝広さんが
「田代島ねこ便り」の原稿を編集していて、
特に気に入った回(話)があれば
お教えください。
またそれはどんな点が気に入ったのか
お教えください。
滝広:A6
「かかあ天下」の回
クロエに頭突きされている、
ねこ太郎のびっくり顔は
必見です!
(↓「かかあ天下」より抜粋↓)
(↑「かかあ天下」より抜粋↑頭突きシーンは書籍でぜひ!)
「ほくろちゃん」の回
ほくろちゃんの笑顔に
電波系のセリフが
マッチしすぎて怖いほど。
「伝統儀式」の回
たくさんの
イッちゃってる猫達の顔と
「お前はパイナップルなのか!」
のセリフが最高。
(↓「伝統儀式」より抜粋↓)
(↑「伝統儀式」より抜粋 ↑全編は書籍で!)
「猫舌みくじ」の回
ねこ太郎の変顔につきます。
どうやったら
猫がそんな寄り目になるの?
(ねこ太郎の変顔の数々はぜひ書籍にて!)
「平和を愛する猫」の回
2ページしか登場しない
マロの巨大な存在感。
(↓「平和を愛する猫」より抜粋↓)
(↑「平和を愛する猫」より抜粋↑ 続きは書籍で〜)
ねこ太郎:Q7.
編集を行う上で、苦心した点や、
難しかった点があれば、お教えください。
滝広:A7
ブログでは自由なコマ割数が可能ですが、
本になると入れられるコマ数が限られるので
その調整は苦労しました。
でも、全体的にはとても楽しかったです!
ねこ太郎:Q8.
「田代島ねこ便り」はとても素敵な装丁・デザインに仕上げて頂いたと思うのですが、 今回、装丁・デザインをアンバターオフィスの千葉さんにお願いしたのはなぜですか? その経緯をお教えください。
滝広:A8
『田代島ねこ便り』の
デザイナーさんを探すため、
書店で猫の写真集を見ているときに
『シュウさま』という
写真の猫本を見つけました。
装丁だけでなく中面のデザインも
すごく凝っていて、
猫への愛が伝わってきました。
イメージぴったり!と思い
「あんバターオフィス」さんの
HPを見てみると、
もともとファンだった『ねことじいちゃん』や
『うちの猫がまた変なことしてる』の
デザインも手掛けていらしたことがわかり、
即依頼しました。
ねこ太郎:Q9.
最近は「ネコノミクス」などという言葉ができるほど空前の猫ブームと言われ、「猫マン ガ」や「猫写真集」などが、どんどん出版されますが、そんな中で「田代島ねこ便り」はどんな 位置づけになると思いますか?
滝広:A9
「猫ブーム」「ネコノミクス」という
表面的な言葉にとらわれない、
真の猫好きさんが
愛してくださる本
だと思います。
ねこ太郎:Q10.
出版後、滝広さんの周囲で「田代島ねこ便り」(の内容)に対する評価・反応などが 何かありましたら、お教えください。
滝広:10
特に弊社の女性スタッフから、
ほくろちゃんに人気が集まっていました。
地元・宮城県の書店さんでも
大展開していただいて、
あらためてファンの方々の熱を感じました。
(↓今も島で人気のほくろちゃん↓)
(↑美猫ちゃんです〜↑)
※ねこ太郎の地元・宮城の書店さんでは
大展開して頂き、新たに「田代島ねこ便り」を
知って頂ける方も、増えているようです。
書店さん本当にありがとうございます〜!
Q11.
これまで数々の猫マンガを手がけてきた
編集者として、読者の皆さんに
着目してほしい「田代島ねこ便り」の
ポイントをぜひお教えください。
滝広:A11
描き下ろしマンガはもちろん、
ねこ太郎さん(ヒト)さんに
提供していただいた、四季を感じる田代島と
猫たちのノスタルジックな「田代島写真館」や、ねこ太郎との出会い、
そして別れについて語っていただいた、
「コラム」のページは
予想を上回る素晴らしさです。
一生手元に残しておきたい、
宝物のような本になっている
と思います。
素晴らしい評価を
ありがとうございます!
以上でインタビューを終わります!
滝広さん、
「大編集者」に過大なる評価をして頂き、
本当に嬉しい限りです!
その評価を糧に、
もっともっとたくさんの方に
楽しんでいただけるよう、
ブログの方も頑張っていきたいと思います。
そして日頃応援頂いている
ブログ読者の皆様には、
改めて心より感謝致します!
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