世界の皆さま、あけましておめでとうございます。

さわやかなで穏やかな初日の出を迎えたお正月の札幌です。

今年の干支は「龍」または「竜」 たつ ですね。

干支の中では唯一、架空の生き物で伝説上の存在である「龍」です。

龍の姿は想像の生き物なのでいろいろな姿で描かれています。

姿の各部位は、角が鹿、頭は駱駝、目は鬼、項は蛇、腹は蜃、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛だそうです。

龍の姿は恐ろしい生き物に描かれますが、雨の神であり雲を従え豊穣豊作や運気の上昇などありがたさの象徴であります。

実在の動物の中で似た姿としては、鱗があるからか?それとも不思議な形態から爬虫類がなんとなく想像に近いでしょうか?

例えば、カメレオンやワニなどをイメージすることもあり、魚類ではタツノオトシゴがなんとなく思い浮かばれませんか?

写真  北海道の港で拾ったタツノオトシゴ

龍のつく植物では「龍のひげ」や切り花でよく使われる「竜胆」(りんどう)という花があります。ちなみに竜胆(りんどう)という名前は漢方薬で使うこの花の根が非常に苦く、苦いことで有名な熊胆(クマノイ)よりもさらに苦いので、その上の竜の胆嚢という意味の「竜胆」の名が付けられたそうです。龍の胆嚢が最上級? 最も苦いということなのでしょう。

写真  竜胆の花

写真 アメリカドクトカゲ  特定動物で現在は愛玩飼育が不可  有毒

このトカゲさんも何となく龍の血を引いている気がします・・・かなり特異なお姿をしています。

 

では、今年の皆様に龍が天に登るほどの運気がありますことをお祈り申し上げます。

また、一年のご健勝をお祈り申し上げます。

 

   石山通り動物病院 院長 齊藤 聡 

 

追記;お正月の挨拶文の後に、石川県能登半島などで地震が発生し、多くの被害が発生いたしました。被災者の方々には心より応援申し上げ、一日も早く復旧、復興されますことをお祈り申し上げます。お亡くなりになられた方に心からご冥福をお祈り申し上げます。

また、緊急事態に際し救援を行っている方々には感謝の言葉もありません。

二次災害などの可能性の中、どうか安全に活動ができますことをお祈り申し上げます。