今春の桜の開花は早く、札幌はあっという間に桜が咲き今は八重桜とライラックの季節に入りました。

我が家の桜の木は、4月28日には二分咲きでしたが、

5月初日に一気に満開になり夜間はライトアップをして夜桜を楽しみました。

咲いて散るのも早かったですが、次は実のなるのを待つのが大変楽しみです。

サクランボの木は自分で手入れをしているので、肥料や害虫やら冬の枝の剪定、受粉に摘果と一年を通して手がかかります。

初夏らしい風が鼻をくすぐる先日のこと、

ブドウの蔓からたくさんの新芽が出ていたのを思い出し、

少し間引きをして秋に房が大きく実るようにしようと摘み取りました。

捨てようとしてふと、この新芽が食べられることを忘れていました。

昔、ギリシャに行った時のことブドウの産地ですので

どこに行っても一面のブドウ畑なのですが、収穫時期でもないのに皆さん何かを取っています。

後で知ったのですが、ブドウの新芽摘みをしていたとのことでした。

そういう作業があることも初めて知りました。

そして、レストランには本日のメニューにブドウの新芽のパスタとサラダがありました。

初めてのものをいただき、少し酸っぱいのはやはりブドウだなあと感じました。

私のお気に入だった札幌の老舗田舎そば店には、春の天ぷらそばにはいろいろな野の山菜が入っており、珍しい山ブドウの新芽を揚げたものも入っていました。

そのお店も数年前に病気で店をたたんでしまい思い出すと寂しい限りです。

 

 

それでは自分で摘み取った新芽を食べてみることにしましょう。

まずはパスタに挑戦ですが全くレシピは知りません。

枝のギリギリの若葉のところから摘みと取ってますので、

硬さや皮は気にならなさそうです。熱湯をかけてすぐ冷水にさらしてみました。

パスタはホタテの小貝とムール貝の出汁で味がわかる程度の薄味にしました。

きれいな新芽の緑色が熱湯をかけるとくすんだ茶色に代わるのが残念です。

 

 

 

いろいろ入ってどれがそれなのかわかりにくいです・・・

一つつまんでさあ味はいかがでしょう・・・やはりほんのりと酸っぱい・・・

酸っぱい野菜というのはあまりありませんよね。これは好き嫌いがありますね。

でも、他の具材次第でパスタには十分に美味しいです。

 

 

 

 

パスタの中のこれが新芽です

生のままの残りはなじみの小料理屋さんに天ぷらにしてもらいました。

大将も食べたことがないらしく首をかしげていましたが、

そこはさすがの腕で、少し衣をつけておいしく揚げていただきました。

塩をつけサクッと一口にするとほとんど酸味がなくなっています。

 

 

 

 

奥はウドの芽とこごみです

とてもおいしいので、自宅にて天ぷらそばにすることにします。

温かい天ぷらそばに、具はハゼ天とカシワとキノコそして、新芽天です。

見た目もいい最高の天ぷらそばができました。

 

 

 

 

 

岩ノリのトッピングで左が新芽天です

春の山菜はなんでも天ぷらに適した食材ですが、

もし、ブドウの新芽を見つけたらお試しください。

Bon Appetit!

おまけ

 

 

 

 

最近なんにでも興味があるいたずら大好き子猫のジャイ♀ちゃんです!